ジョシュと心臓を巡る旅

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梗 概

ジョシュと心臓を巡る旅

木星に暮らす機械人の少年ジョシュは、成人の儀式として、摘出された自分の心臓を地球の海へ捨てに向かう。木星は毒ガスと高圧に覆われた過酷な環境で、肉体を機械化するしか人は生きる術がなかった。ジョシュも、ついに脳以外を機械の身体に変えて、大人の一歩手前にやってきた。保管液の中に浸されている不要になった心臓を見つめるが、ジョシュにとってはすでに自分のものだと思えなくなっている。木星の掟では、心臓を地球の海に捨てて帰還した者だけが大人として認められ、脳すら機械へ置き換える電脳化へ進むことができる。少年は仲間と意識を共有することのできる電脳化に憧れ、地球へ降下する。

しかし、地球への降下中にポッドは事故を起こし、ジョシュは海から遠く離れた荒野に不時着した。ジョシュはそこで、片腕を失った妙齢の女性イリーナと出会う。イリーナは、壊れた地球でゴロつきの集団をまとめながら日々の一瞬を楽しむような人だった。ジョシュにはその生き方が理解できないが、右も左もわからない世界で、非常用バッテリーで動いている状況を打破するために、イリーナに海の案内を依頼する。初めイリーナはジョシュの依頼を断るが、出て行かせようとした部下たちが軒並み倒される様子に考えを変え、毒に満ちた廃村に残された息子の遺品を取ってくることを条件にその依頼を承諾する。

旅の中で、ジョシュは木星圏に帰還しなかったはぐれ者たちに出会う。
心臓を捨てずに自分の身体に戻して生きる機械人と昼夜語り明かし、機械人用のバッテリーを獲得した。
廃村では、愛する者同士で心臓を交換しあった機械人の夫婦に協力を得て、強酸性の湖からイリーナの息子の遺品を引き上げた。
ポッドを修理するための街では、強さを利用して街の支配を企む機械人を、イリーナ率いるごろつきと協力して捕らえた。

残すところは心臓を海に捨てるだけ、となった時、捕らえたはずの機械人に二人は襲われる。イリーナはジョシュをかばうように致命傷を負う。ジョシュは自分の心臓を移植すれば助けられると考える。どうせ捨てるはずのものなら、ここで使うのが合理的だと。しかしイリーナは笑いながら「いらねぇよ」と拒む。その選択を理解できないジョシュは、無理やりイリーナに自分の心臓を埋めこんだ。再び息を吹き返す彼女だったが、時はすでに遅かった。苦しみながらも、最後は仲間たちと大口を開けて笑いながら、イリーナは息を引き取った。ジョシュは、彼女の仲間たちとともに、イリーナを弔うために海へ向かう。

海にたどり着くとイリーナの仲間たちは、祭りの準備を始めた。煌々と砂浜の上で火を燃やし、一晩中飲めや歌えやの大騒ぎ。ジョシュは砂浜に眠る彼女の遺体のそばで座り、そんな彼らの様子を眺めていた。ふとジョシュは、燃え盛る砂浜の上空に負けないくらいに輝く木星が光っているのを見つける。ジョシュは首を振って目線を逸らし、また彼らの様子をじっと眺めた。

文字数:1200

内容に関するアピール

機械人が自分の心臓を捨てにいく旅。

というテーマから自分なりに膨らませて書いてみました。

旅の内容があまり突き詰められていないのと、自分としてはあまり上手くいっているような気がしていないので、もしアドバイスいただけるのであれば、どんな旅だったら面白そうかをいただけると嬉しいです。

文字数:138

課題提出者一覧