作家をやっていくうえで重要なポイントのひとつは、「覚えてもらうこと」です。あなたがあなただと認識してもらうこと、他の作家との違いを見せることです。
そのためには、あなただけの特徴(個性、作風、得意技、専門分野など)をアピールする必要があります。どんな小さなことでも、他の人に書けない要素があれば、小説を読んでもらうための武器になります。
1年間のSF創作講座のスタートにあたって、「わたしはこういう小説が書けます」とアピールする名刺がわりの1作を書いて、講師や他の受講生に、作家として自己紹介しましょう。
「ああ、1回目にアレを書いた人ね」と覚えてもらうことを心がけてください。
(大森望)