テーマ

「変なペットが出てくるお話を作ってみてください」

  • 伊藤靖
  • 大森望
  • 課題提示、梗概審査:新井素子
  • 梗概講評:伊藤靖(河出書房新社)
  • 実作講評:法月綸太郎
  • 実作講評:井手聡司(早川書房)
  • 梗概講評、実作講評:大森望

梗概提出締切| 2023年10月20日(金)

梗概講評会| 2023年10月27日(金)

実作提出締切| 2023年11月17日(金)

実作講評会| 2023年11月24日(金)

 最近、本屋さんで、猫がでてくるお話、よく見ませんか? あと、犬も。これだけその手の本があるということは、需要、あるんでしょうねえ。

 そこで。猫でも犬でもない、ペットがでてくるお話を作ってみてください。それも、普通にはペットにできないであろうものを。(ですので、小鳥やハムスターやうさぎや熱帯魚なんかは、パス。昆虫でも、クワガタみたいな、普通に飼育しているひとがいるものもパス。蜜蜂や蚕のように飼育のノウハウがあるものもパス。)
 グンタイアリとかヤマビルとか、哺乳類ならキリンとかサイとか(これを日本国内の一般家庭で日常生活を送りながら普通に飼えている描写があったら、それだけで絶賛しそうだ私)、SFの講座ってことを考えれば、ありがちだけど地球外生物とか、UMAとか。あとは、一般的に考えられている生物ではないもの、ですね。人形やぬいぐるみは、そもそも擬人化がとてもしやすいので、これもパス。窓ガラスとか屑籠とかビール瓶とか、擬人化しにくいものをペットにしてください。

 この課題で私がみなさまに描いて欲しいのは

☆ そもそも何でこんなものをペットにしているのだ? という疑問を、まず読者に与え

☆ のちに、そのペットを、「おお、確かにペットである」と納得させてください。

 がんばってください。

(新井素子)

課題提出者一覧