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「「20世紀までに作られた絵画・美術作品」のうちから一点を選び、文字で描写し、そのシーンをラストとして書いてください。」

  • 課題提示、梗概講評:高山羽根子
  • 梗概講評:奥村勝也(早川書房)
  • 実作講評:山田正紀
  • 実作講評:小浜徹也(東京創元社)
  • 梗概講評、実作講評:大森望

梗概提出締切| 2020年2月13日(木)

梗概講評会| 2020年2月20日(木)

実作提出締切| 2020年4月16日(木)

実作講評会| 2020年4月23日(木)

※1200文字の通常の梗概は、今回、あらすじではなく「作品を文字描写した(要はラストに設定した)シーン」をお送りください。
※本文に、該当美術作品のタイトルや作家名が入っている必要はありません。
※400文字のPRには「該当作品のタイトル、制作年、作者」を文中に含めてください。原題でも、日本語でも構いません。
※絵画は、美術的評価の高低を別にして、タイトルや作者等でネットや画集などの資料検索が可能なもの(親族の絵などでも、それが可能であれば構いません)でお願いします。

 過去のお題を見ていて、設定に関するお題が多かったので、定点描写をゴールとしてそこに進めるというお題を設定してみたのですが、わかりにくかったらごめんなさい……。
 設定、人物描写(関係性なども含めた)訓練は、書き出しのダッシュ、書き進める推進にはもってこいなんですが、途中で設定がフローしてしまって終わらない作品を増やす怖さもあります。初めて書いたものがマスターピースになることはまずないので、書いたものは変でもすべて終わらす、これは書き始めの時期はとても大事で、かつ大変です(すくなくとも私にとってはそうでした)。
 なので、ラストの「もんのすごいかっこいいシーン」を決めてしまって、そのラストに向かってスタートし、進む、という書き方をしてみてください。かっこいいシーンはこの際、先人の知恵を借りて名画から模写してください。オフィーリアでも、ボッスの楽園でも、最後の審判でも、地獄の門でも。どうせむちゃむちゃかっこいいので。で、絵をちゃんと文字にしようとすると情報伝達技量の足りなさもわかるかもしれないので。
(高山羽根子)

課題提出者一覧