小説を読んでいて、料理したくなることが結構あります。うん、美味しいものを美味しそうに描く、これ、もしできたなら、作家としてすっごい強み。何たって食事は毎日絶対とらなきゃいけないものだし、本能に直結してるし、万人が毎日やってることだから、嘘が通用しない。(ま、SFですから、今はない食材を使ったっていいんですけどね。)
ステイホームの毎日です、結構お料理するひと、増えてると思うし。あなたのお話を読んで、「うおお、ゴーヤ、料理したいっ!」「長ネギだ!今日は晩御飯に絶対長ネギを食べるんだっ!」って思うひとがいたら、素敵じゃないですか?
最初は、「何かを料理したくなるお話を作ってください」って課題にしようと思ったんですが、受講生には料理しないひともいるかも知れない。だから、“食べたくなる”に条件を緩和しました。
じゃがいも、豚肉、ワカサギ、大蒜、なんでもいいです。「ああ、これが食べたいっ!」って思えるお話を書いてみてください。
(新井素子)
テーマ
「何かを食べたくなるお話を作ってください」
- 課題提示、梗概講評:新井素子
- 梗概講評:小浜徹也(東京創元社)
- 実作講評:山田正紀
- 実作講評:ゲスト編集者
- 梗概講評、実作講評:大森望
梗概提出締切| 2021年5月20日(木)
梗概講評会| 2021年5月27日(木)
実作提出締切| 2021年6月17日(木)
実作講評会| 2021年6月24日(木)