いや、微妙に小学校の夏の自由研究みたいなタイトルですが。(輪ゴムで動く何かを作ってみよう! とか、卵の殻に彩色してモザイクを作ってみよう! とか、そーゆーノリです。)
せっかくSF書くんだもん、私達の誰も知らない生き物を作ってみませんか? そんでもって、それが出てくるお話を書いてください。
一番設定的に楽なのはエイリアンです。環境設定から自由にできますから。
あと、んー、深海の奥深くにいる生き物とか、火山の中にいる生き物とか、何でもいいです。パラレルワールド別世界(物理法則が微妙に地球と違うとかね)や、ファンタジー世界もOK。空飛んで火を吐くドラゴン(でも、これはもうみんな知ってるから、もっと違う生き物にしてね)でも何でも。
ただし。生態だけは、ちゃんと設定してください。(科学的に正しいかどうかは、おきます。)そこがどういう環境で、どうやってそういう生き物が進化してきたのか。ドラゴンが空飛べるのなら、どうして飛べるのか。今どうやって生きているのか。(あ、これ、あなたの心の中でちゃんと設定をしてねっていう意味であって、小説にそれを書く必要はありません。きちんと設定を作った場合、それ書くだけで五十枚くらい必要になっちゃいそうだからね。あなたの心の中で、これがちゃんとできていればいいです。)
まったく新しい生き物に会えるのを楽しみにしています。
(新井素子)
テーマ
「生き物を作ってみよう!」
- 課題提示、梗概審査:新井素子
- 梗概審査:井手聡司(早川書房)
- 実作審査:円城塔
- 実作審査:伊藤靖(河出書房新社)
- 梗概審査、実作審査:大森望
梗概提出締切| 2018年8月9日(木)
梗概講評会| 2018年8月16日(木)
実作提出締切| 2018年9月13日(木)
実作講評会| 2018年9月20日(木)