「国葬」なるイベントをめぐって世論の賛否が割れていますが、それ以前からパンデミック下での看取りや葬儀のあり方について、さまざまな議論が重ねられてきました。SNSでの追悼マナーやオンライン葬儀、VTuberの「生前葬」配信など、ヴァーチャルな領域でも新しい「弔い」や「喪」の形が模索(?)されています。「葬制」とは、伝統的な死生観と社会的機能、テクノロジーの進歩がダイレクトに向き合う場でもあるのです。
人間(キャラクター)以外の「××葬」はどこまで拡張可能か? 人類が不老不死の夢を実現したら、「葬礼」の概念はどのように変容するか? 無二の親友同士がお互いの葬式に参列することは、本当に不可能なのか? 等々、ラディカルな想像力を駆使して、思考実験としての「禁じられた遊び」をプレイしてください。
(法月綸太郎)