テーマ

「『エンタメSF』の設計」

  • 長谷敏司
  • 高塚菜月
  • 大森望
  • 課題提示:長谷敏司
  • 梗概審査:冲方丁
  • 梗概審査:高塚菜月(早川書房)
  • 実作審査:藤井太洋
  • 梗概審査、実作審査:大森望

梗概提出締切| 2016年6月9日(木)

梗概講評会| 2016年6月16日(木)

実作提出締切| 2016年7月14日(木)

実作講評会| 2016年7月21日(木)

あなたにとって『おもしろさ』とは何か。
人類が未だ見たことのない『変な世界』のヴィジョンを打ち出すことができるのは、SF作家としてはとても強い武器です。しかしSFは同時に、そのヴィジョンをエンターテインメントとして成立させて、読者=お客さんに響く物語であることを求められます。
次回の梗概では、自分にとって「これだ!」と思えるアイデアを、読者にとって効果的に響くエンタメSFとして提示できるように、物語の見せ場と見せ方を意識して組んでみてください。自分が書きたいものを、いかにドラマとして落とし込むか。伝えたい作品のテーマを最も強く届けるためには、どんな驚きや読者への揺さぶり、感動が求められるのか。困難な問いですが、それを探求してあなたにとっての『おもしろさ』を固めることができれば、物書きとしてのレベルが一段上がることは間違いありません。
一点突破のヴィジョンを、エンターテインメントの道具として機能させること。
『エンタメSF』の設計が次回の課題です。

(参考文献)
長谷敏司から参考文献
ジェイムズ・P・ホーガン『未来の二つの顔』

大森望から参考文献
宮澤伊織「神々の歩法」

塩澤快浩から参考文献
小川一水「漂った男」(『老ヴォールの惑星』収録)

課題提出者一覧