テーマ

「2回以上ひねりなさい」

  • 水上志郎(竹書房)
  • 長谷敏司
  • 塩澤快浩 (早川書房)
  • 大森望
  • 課題提示、梗概審査:円城塔
  • 梗概講評:水上志郎(竹書房)
  • 実作講評:長谷敏司
  • 実作講評:塩澤快浩(早川書房)
  • 梗概講評、実作講評:大森望

梗概提出締切| 2023年8月18日(金)

梗概講評会| 2023年8月25日(金)

実作提出締切| 2023年9月15日(金)

実作講評会| 2023年9月22日(金)

 分量の感覚がつかめるまでは、どうしてもだらだらと書き進めてしまいがちです。途中で書くことがなくなったり、登場人物が迷子になったり、話が進まなくなったり、とりあえず夢に突入してみたりします。結果、オチがなかったり、続きモノになったり、途中で提出したりすることが増えます。

 どこかでオチをつかみましょう。かならずしも最初からオチを決めて書く必要はありませんが、書いている途中でオチが変わった場合は、最初まで戻り、設定まで含めて見直して下さい。

 どうも、1回ひねってオチ、となる傾向が強いようです。
 なんだかただのいい話(苦労をしたが報われた)や、唐突に終わる話(死んだ)になりがちなので、多段オチに挑戦してください。
(16,000字あれば2回くらいはひねるものです。)
 ひねるとはなんぞや、という話になりそうですが、「善人に見えた人物が実は悪人だったが、それにも裏があった」とか、「ここまでの話は夢だった、という劇だった」とか、「実は○○だった、しかし〜」型みたいなことです(この形にとらわれる必要はありません)。

 何かの区切りを設定することで、全体の中での要素の配置や、効果的な場面転換、キメゼリフや印象的な場面の配分などを意識してもらうことが狙いです。

(円城塔)

課題提出者一覧