ご存知の通り、今上天皇の譲位により、2019年の5月から新しい元号に変わります。平成という時代が終わるまでの数ヶ月、「天皇制」とは何か、「元号」とは何か、国民全員が改めて考える時期となるでしょう。
こういった内容に踏み込んで自由に創作できるのは、今だけです。
かなり限定されたテーマですので、「天皇制」や「元号」については可能な限り広義の意味で解釈して構いません。これらの概念を抽象化するのもいいし、遠未来や宇宙人の架空の「天皇制」について書くもの面白いでしょう(もっというのであれば、「SF」についても、広義の意味で構いません)。必要とされるのは、SFを通じて初めて可能になる視点から、「天皇制」や「元号」について真摯に考えることです。
非常に難しいテーマであることは承知していますが、受講生のみなさんの野心的な作品をお待ちしております。
(小川哲)
テーマ
「「天皇制」、または「元号」に関するSFを書きなさい。」
- 課題提示、梗概講評:小川哲
- 梗概講評:奥村勝也(早川書房)
- 実作講評:森岡浩之
- 実作講評:小浜徹也(東京創元社)
- 梗概講評、実作講評:大森望
梗概提出締切| 2019年1月10日(木)
梗概講評会| 2019年1月17日(木)
実作提出締切| 2019年2月14日(木)
実作講評会| 2019年2月21日(木)