《小さい社会(ぼくはおんなのこです)》ステートメント

作品プラン

《小さい社会(ぼくはおんなのこです)》ステートメント

入学しきのつぎの日、しんたいそくていがありました。
ときょうそうで、ぼくは女の子のなかでまん中くらいのはやさでした。 
クラスぜんたいでは、まん中よりも下でした。
しんちょうは、まえから二ばん目です。
ぼくにはすきな女の子がいます。 
おなじほいくえんだったありさちゃん、ながくてふといかみのけがすきです。 
それからひなこちゃんもすきです。
ほいくえんでヒーローごっこをしていたときに、すきになりました。 
ひなこちゃんがとらわれたおひめさまをしていて、 
アスレチックタワーの上になわとびでぐるぐるまきにされていて、すごくどきどきしました。
すきな男の子は、一ばんなかのいいきょうすけくんです。
ぼくとちがって、大きくて、足がはやいです。
ひょうくんもすきです。
あくびをするときに、口を大きくあけて、したをのばしているから
したをつまんでみるとそのまま、かまれました。
こんど、ピアノのはっぴょうかいがあります。
おばあちゃんがピンクいろのひらひらしたワンピースをかってきてくれています。
いつもおにいちゃんのおさがりしかきていないのに、たまに女の子のふくをきろといわれます。
おにいちゃんみたいなかみのけがかっこいいとおもって、
はさみでみつあみをジョリジョリときったらおかあさんにおこられました。
ぼくのランドセルは赤いろです。
さいしょはおにいちゃんのおさがりの、かっこいいランドセルでした。
先生が、あたらしいのをかってくださいと、おかあさんにおこっていました。
どんなにふりまわしても、ランドセルがこわれません。
ばれんたいんに、チョコレートをつくりました。
ありさちゃんとひなこちゃんにあげるチョコレートは「ともチョコ」といい、
きょうすけくんにあげるチョコレートは「本気チョコ」、
ひょうくんにあげるチョコレートは「ぎりチョコ」というそうです。
ピアノをやめて、やきゅうチームに入りたいとおかあさんにいうと、ほっぺたをたたかれました。


27-小坂知子_((小さな社会))

文字数:799

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