テーマ

「『これがSFだ!』と思う短編を書いてください」

  • 大森望
  • 長谷敏司
  • 塩澤快浩 (早川書房)
  • 課題提示、梗概審査、実作審査:大森望
  • 梗概審査:小浜徹也(東京創元社)
  • 実作審査:長谷敏司
  • 実作審査:塩澤快浩(早川書房)

梗概提出締切| 2024年9月14日(土)

梗概講評会| 2024年9月21日(土)

実作提出締切| 2024年11月15日(金)

実作講評会| 2024年11月22日(金)

 2016年にスタートしたこの講座も8期目。まだ干支は一周していませんが、ここは初心に返って、第1期の第1回で設定したのと同じテーマにチャレンジしていただきたいと思います。すなわち、

「『これがSFだ!』と思う短編を書いてください」

 SFは、一般的にはサイエンス・フィクションの略称とされていますが、かならずしも科学性が必須というわけではありません。AIとかロボットとか宇宙船とかエイリアンとかタイムリープとか異空間とかマルチバースとかが出てくるやつはだいたいSFですが、そういうのがまったく出てこないSFもいっぱいあります。

 SFは「スペキュラティヴ・フィクション」だという人もいるでしょうし、「すこし・ふしぎ」だという人もいるでしょう。「ストレンジ・フィクション」でも、「スペース・フィッシュ」でも、あなたが『これがSFだ!』と言い張れるなら、何を書いてもかまいません。

 泣けるラブストーリーでも、密室ミステリでも、シュールなコメディでも、SFのエッセンス(だとあなたが思うもの)が入っていればOK。

 興味のないものを無理して書く必要はないので、興味が持てる範囲で(書きたい範囲で)どうぞ。もちろん、そういうのが好きな人なら、ゴリゴリのハードSFや、超絶バカSFも大歓迎です。

 SFにどんなイメージを抱いてこの講座を受講することにしたのか、自己紹介代わり、名刺代わりの作品を書いてください。それに対していったいどんな反応があるかで、その作品がこの講座の試金石になるでしょう。初回なので、アピール文ではご自身のSF観なり意気込みなりを大いに訴えてもらってかまいません。健闘を祈ります。

(大森望)

課題提出者一覧