にほんのあじ

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完成稿

にほんのあじ

完成稿に関するアピール

「ストーリーについて」
講評にて、要素がガチャガチャしているという指摘をうけたので、
種明かしの警官を削って、老夫婦に目撃者の役割を担ってもらうことにしました。
また、流石になんのサスペンスもないのは味気ないので、
老夫婦が際どいところまで肉薄するが、ウェイターが話をそらしてごまかすシーンに変えました。
最後に、オチは長々と説明したくなかったので勢いでいかせていただきました。

「制作のスタイルについて」
全体を通して、モノクロで不気味な感じを出そうとしました。

登場人物は
弟ウェイターの黒ベスト、兄シェフの白調理服。
老婦人の灰の頭と白黒のペンダント、老主人は側頭部と眉毛が黒黒としている。

コマ割も、白いコマが続くと,黒いコマを入れるようにしました。

「具体的な作画について」
1p目は、2p目の大ゴマにつなげるためにセリフはなしで、不気味な感じにしたかったので、
1コマ目のキャベツの断面図を濃くして、2コマ目のレタスの剥き方を人の横顔を剥くようにしました。
擬音については、
1p
ザクッ ベリッ  トン
2p
ごとっ
のリズムにしました。

5pの背景のライオンの絵は、あまりに背景がないので挿入しました。

文字通り’肉食’と、

【美術館での手引きに】西洋絵画を読み解くための《象徴(シンボル)と寓意(アレゴリー)》をご紹介します。(前編)


によると、`死`のイメージがあるそうなので、
選択しました。

「ふりかえって」

元のネームをかなり改造したので、思ったより時間がかかってしまいました。
と言うか、課題3より2のネームのほうが時間がかかりました。
わかりやすくすることが、こんなに大変だとは思いもしませでした。
ネームを直すたびに、指摘をしてくれた友人たちには感謝しかありません。

文字数:701

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ネーム

にほんのあじ

ネームに関するアピール

「制作について」
一番描きたいものということで、「出オチで、ケレン味があるブラックユーモア風短編」を描いてみました。

当初の予定では、「人肉肥料を使った有機野菜が、実は農薬を使用していた」というものでした。元ネタの『アダムスファミリー』のように、ショッキングなカニバリズムネタから、どうでも良いツッコミ落ちにつなげるコメディになる予定でした。

しかし、何度試行錯誤しても4コマ漫画程度にしかなりません。
というのも、課題文の【導入、ヤマ(クライマックス)、オチ、を設ける】のヤマがかけなかったのです。

そこで『殺し屋1』を参考にして、中盤にサスペンス要素として老夫婦のエピソードを挿入しました。ところが今度は、落ちがあまりにも弱すぎるので、読み味がなくなってしまったのです。

とうとう手詰まりということで、当初のアイディアを捨て、最近話題になってる熊本産あさりのニュース等を参考にしてテコ入れを図りました。

初期ネームの原型は殆ど残っていませんが、破綻寸前の作品をなんとか立て直す作業は貴重な経験でした。

「反省点」
・序盤に人間の頭を使うのが問題ない異常な世界であるということを、伝えるために、冒頭で殺人のシーンを入れようとしたのですが、’サラダの秘密’のミスリードがうまく作れなくなってしまい、出オチ展開のままにしています。

・ミスリードとサスペンスの塩梅が難しく、かなり強引になってしまいました。もっと説明したほうがいいかと思いましたが、ハッタリ重視とさせていただきました。

 

「参考にしたマンガetc」
ヒストリエ 殺し屋1 シグルイ 美味しんぼ ラーメン発見伝 笑ゥせぇるすまん Y氏の隣人 etc
テコ入れに付き合ってくれた友人たち

文字数:707

課題提出者一覧