シーンの繋ぎは、難しくもやりがいのある問題をたくさん抱えています。
場面転換、あるいは「一方その頃」的な話の切り替え、語り手の変更による物語の見え方の大転換、新しいキャラクターや場面の登場による世界の拡張。あるいは、事件の発生によるショックシーン。
プロですら、雑につないでしまったり、ベストな繋ぎがわからず妥協して進めることがよくあります。
けれど、このシーンの繋ぎにうまくドラマや驚きを載せることができると、作品の見え方のレベルが一回り二回り変わってきます。
シーン頭は、読者さんがシーンを理解したいというモティベーションを持って読んでくれる、ナチュラルに目と興味がリセットされるタイミングだからです。
皆さんは、シーンの切れ目を意識して、SFを作ってみてください。 (長谷敏司)
テーマ
「シーンの切れ目に仕掛けのあるSFを書いてください」
- 課題提示、梗概審査:長谷敏司
- 梗概審査:塩澤快浩(早川書房)
- 実作審査:円城塔
- 実作審査:伊藤靖(河出書房新社)
- 梗概審査、実作審査:大森望
梗概提出締切| 2019年10月10日(木)
梗概講評会| 2019年10月17日(木)
実作提出締切| 2019年11月14日(木)
実作講評会| 2019年11月21日(木)