梗 概
StarX’d《スタークロスト》
SF創作講座事務局よりお知らせ(2018.7.27)
本作品は商業媒体への掲載を予定しており、現在、本サイトでの公開を中止しております。
今後の情報はこちらでご覧ください。
https://yashimayugen.com/works/
文字数:115
内容に関するアピール
若くて愚かな星たちの物語。
宇宙は命の光で満ちている。
本作はロミジュリ×七夕物語を参照するが、元の筋書とは異なる展開となる。
本作は、「恒星がプラズマ生命である」とすることにより、グレート・フィルター理論(フェルミのパラドックス)で「なぜ人類が宇宙で孤独なのか」という問いへの一解釈を試みる。
星命は、粒子共鳴により人(微小生命)や疑似人体の意識とリンクする。量子もつれと類似する現象だが、1光年以内でのみ可能になる。
星は人間の約1億倍の時間を生きる。人間の3年が星の1秒。
本作では、人間世界と異なる星命の世界律を導入して、想像力を刺激する(小片=書籍、記号連続体=物語、惑星形成=機織り、惑星捕獲=牛飼い)。
星命どうしの通信は基本的にオープンだが、独自のパターンを使うことで内緒話もできる。
星は、人の運命に干渉する一方、星もまた人類と人類が編んだ物語(特にロミジュリ×七夕)の影響を受ける。
課題のポイントは心情であるため、様々な星格とそれらの間のやり取りを楽しんでいただく。
具体的には、ヴェガ←ライラ(=ヴェガ)←アルテア(アルタイル)←デネブの連鎖片思いの三角(四角?)関係である。
ライラ(琴座α)は、自分こそヴェガと最期まで知らない。従ってアルテアには今一つ冷たい。
星に性別はないが、この点も人間との比較で興味深い展開が可能だ。
実作では、虚実交えてその他の個性的な星も紹介したい。
星に共感できるか? 物語密度が十分であれば可能であろう。
星がことごとく球体であっても問題はない(特に冒頭で肉体を得ているので)。
なおヴェガとアルタイルが若い星であり、ヴェガが惑星を持つ可能性があること、恒星が高速で移動することは事実である。ヴェガが地球に向かって移動中であることも観測されている。
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