バイオ総武線フライ

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梗 概

バイオ総武線フライ

人工的な脳を移植された生体材料ベースの昆虫型電車に生まれ変わった総武線車両の物語。
ヒューマンエラーを減らし度重なる遅延を自律的に避けるため、試験的に1日1回導入されることになった総武線カブト1号。
今朝からはラッシュ時に導入されることになった。
いままでのぬるま湯のような昼の運行とは異なり常軌を逸したヒューマンたちが次々と乗り込んで来る。
過大なストレスで発狂寸前のカブト1号は市川駅と新小岩駅をはさむ江戸川架橋から決死のダイブを試みる。
おおいに慌てる新小岩駅のメンツはその秘めたる最後の機能、翅を使って飛翔させようとカブト1号と対話を開始した!

文字数:271

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