梗 概
未来銀行ブラジル・五反田支店
SF創作講座事務局よりお知らせ(2018.7.27)
本作品は商業媒体への掲載を予定しており、現在、本サイトでの公開を中止しております。
今後の情報はこちらでご覧ください。
https://yashimayugen.com/works/
文字数:115
内容に関するアピール
拙作では五反田の日常の改変を「通貨ではなく時間を取り引きする銀行」とした。仮想通貨ならぬ時間通貨である。ブラジル銀行、川沿いのレストラン、「白く輝く馬」、K字橋などは実在する。これらの日常を一皮むけば異文化などの非日常が脈動している。してみると日常とは、極めて脆い、一種の幻想だろう。
本作は、トラジコメディーである。沙織は「ぼく」を利用し翻弄するファム ファタルである。銀行強盗はよくあるファルスの一パターンである。彼女の告白シーンまでは「ぼく」にもチャンスがあるように盛り上げ、その後に一気に生き地獄に突き落としてあげたい。そのカタルシスは、美味なものとなるだろう。だが絶望で終わるのではなく、沖縄のカチャーシー的カオスで締めくくりたい。
SF的な読みどころとしては、時間貯蓄と時間旅行の概念を組み合わせることにより新味を出したい。だが本作の性質上、あまり理屈っぽくならないようにする。
文字数:392