受講生の皆さま初めまして。成年向けを中心に活動してる師走の翁と申します。
今回のテーマは「画面を作る」です。
その課題として「魅力的なヒロインが登場する漫画」を描いてみていただければと思います。
今回の「ヒロイン」とは主人公とストーリー上の強い関わりを持つキャラクターという意味ですので
性別、種族、生物であるか無生物なのか、自由に決めてください。
また、ヒロインの役割も恋愛感情の相手というだけではありませんので
ストーリーに必要な魅力的なサブキャラクターを内面、外見から造形をしてください。
今回のテーマ「画面を作る」とは
小さな単位としてのコマの中の絵作り、
中単位のコマの構成で見せるページ単位の絵作り。
作品全体に現れるそれぞれ個々の作家が持つリズムで表される文体のようなものがあると思います。
受講生の皆さまは画面作りでより作品の主張、伝えたいこと、面白さなどが読者に伝わるように
まず何より「読みやすく」なるように
意識してネームに取り組んでください。
当日の講評ではそういったことがより伝えられるようなネームの切り方、
画面構成などお伝えできればと思っています。
また全体の構成から作品の面白さを強くするための縛りを二つ設けさせていただきます。
①漫画の冒頭をできる限り読者の興味を引いて読みたいと思わせるような始まりにすること。
漫画は読まれなければ何も始まらず、意味もありません。皆さんの「読んでみたい」と思わせる魅力的な導入部分期待しております。
②扉絵禁止
これは①の縛りとも関連しますが短い読み切りで1ページ使って扉絵を入れてる暇などないので、
その分もストーリーやキャラの動き、ドラマに使っていただきたいと考えます。
(ただ扉絵を使った画期的で読んでみたい!と思わせる仕掛けがあるならそれもまたありです。)
ただ、ひらめき☆マンガ教室には元々「最大16ページ」という縛りがあります。
面白そうな導入にページを使った上で中身も充実させるには少し短いページ数です。
そこで今回に限り、「最大ページ数を20ページまで」とします。必ず4ページ増やさなければならない
わけではありませんので、2ページだけ増やすのでも16のままでも構いません。
ページ数を増やした結果、自分がペン入れできない(完成させられない)ネームにしてはいけない、というのも十分に注意してください。
無理だと思うなら、無理に20ページを使い切る必要はありません。
基本普通の漫画を描いていただければ大丈夫ですが、
私は成人向け漫画の作家ですので、作品は18禁作品(異性、同性問わず)でも構いません。
アップロード上の問題はスクール運営と話し合ってください。
また例年通り当日の講評は双方向性の活気ある授業になりますように
生徒の皆さまには必ず一回は発言、質問していただきます。
漫画で悩んでることでも聞いてみたいことでも、全然関係ないことでも構いません。せっかくの機会ですので
良い質問を考えて当日に臨んでいただければと思います。
<運営からのお知らせ:今回の課題については、上限20ページといたします。>