高石先輩は多趣味

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ネーム

高石先輩は多趣味

ネームに関するアピール

今回のテーマは「画面を作る」ということだったので、第2課題のネームではセリフを中心にストーリーが進行してしまっていたので、それを踏まえ、セリフではなく絵でストーリーを進行していくことを意識しました。ヒロインの趣味に主人公が挑戦する一連のシーンは、ヒロインの趣味にハマっていない主人公を絵で表現できればと考えています。

冒頭の引きをいかに作るかは、悩んだのですが、最初は、主人公が女性とお見合いをするシーンを入れていました。しかし、非モテ主人公が屋上で童貞をカミングアウトしているコマが、話の出だしとしてはもっともインパクトがあり、タイトルを「高石先輩は多趣味」としたので、高石先輩の登場をめくり後に引っ張ることにしました。婚活のシーンを回想にしようかとも思ったのですが、冒頭でいきなり回想というのもテンポが悪くなるような気がしたので、思い切ってカットしました。

そして、今回のメインのお題である「魅力的なヒロイン」について。様々な趣味を持ち、特技が多い、高石先輩というヒロインを、無趣味の主人公を対比させることで、高石先輩の万能さを際立たせ、「憧れの先輩」というキャラとして描きました。ただ「万能」というだけだと、嫌味なキャラになってしまうと思ったので、主人公に対する高い共感力と、「一番好きな趣味はデスメタル」というギャップで、主人公の心の傷を癒すキャラになればと思いました。

心残りとしては、主人公の過去を振り返るシーンで、突然文字数が増えるので、回想の表現をもっと読みやすくする方法はないのかと思いました。終盤の高石先輩が泣き出すシーンもそうですが、感情表現をしようとすると、どうしてもセリフに頼ってしまいます。

 

文字数:706

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