ネーム
銀雪に爛漫
ネームに関するアピール
ギャップをみせたいキャラクターに「ヒーロー(知里雪月)」を設定し、彼を活かすためのキャラクターデザインや設定、題材選び、話作りを心掛けました。
・キャラクターデザイン
ヒーローの特別感を出すために主人公(の友人含む)は相対的に平凡な見た目に。
ヒーローを囲む華道部のサブキャラクターは彼より目立たないですが、「出来そうな奴らを統率しているヒーローはやっぱり特別なんだ」という印象を読み手に持ってもらいたいので、彼を囲むサブキャラクターにはエリートっぽさを持たせたく、主人公より凝った見た目です。
今回の課題がキャラクターにフォーカスしていることと、キャラクターの見た目だけでも読み手に気に入ってもらえればページをめくってもらえることを意識して、名前が作中に出ないキャラクターのデザインも詳細に決めました。
【キャラクターデザインはこちらから閲覧可能です】
※iyutaniのサイトへのリンクです
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・全体のストーリー構成
ヒーローの王子様のような見た目と生活力のなさそうな言動の第一印象→生け花をするかっこいい姿と、部長として審査をする厳しい姿→部室での素朴な感性とやさしい姿…とヒーローの新しい一面が次々と、ひとつ前のシーンとのギャップを伴いながら現れる話運びにしました。
・題材選び
作り出した生け花とキャラの持つ印象とのズレもギャップを見せることになると考え、生け花という題材を選びました。生け花自体が「儚さ」と「力強さ」本来同居しない2つの要素を同時にみせる芸術なのも、儚い見た目ながらもリーダーとしての支持を集めるカリスマ性のある雪月のキャラ設定に相応しいと考えました。
また、ギャップがテーマということで、舞台設定も「花」の持つイメージから遠い寒い地域(北海道)を選びました。
反省点は、華道について調べていたら楽しくなってしまい、盛り込みたいシーンや設定が多くなり、16頁に収めるにしては話を盛り込みすぎて読みづらい画面になってしまったことです…。
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