職業としての神父

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ネーム

職業としての神父

ネームに関するアピール

今回、題材として選びました素人による保存修復の題材ですが、結構割と現場でもシャレにならないきぎりぎりのラインを見定めて見たく思い、今回の自己紹介に私の出自も込めモティーフにさせていただきました。

事の発端は私のモットーに手塚治虫の「夢は二つ持ちましょう」という命題があったからです、ですので小学生時分から色々と手を広げ、哲学・歴史・プログラミング・絵画を独学で学び。現在私はゲーム会社にて世界観設計・キャラデザ・アートワークを担当せせていただけるまでにはなりました、しかし、第一の夢、漫画家になりたいという夢は今も諦められず、ゲーム業界を選考するのに手ほどきしていただいた、つくしあきひとさんに在学中からお世話になった縁もあり、現在第一線で活躍されているのを見て。私も見習いたく思い、世界観設計・コンセプトアーティストから漫画家に転身したいなーという気持ちが次第に高まり今回のひら☆マン参加へと至りました。

しかし、夢を追うに連れ、同時に専門性やアカデミズムを学べば学ぶほど、大学やアカデミズムに対する欺瞞は最後まで拭えず、皆自己満足に従属された教育制度や精神のない専門性に対してうんざりしていたのも正直ありました、教授やアカデミズム(特に文系)に対しての疑念や限界をつくづく感じざるを得なく・・・やはり在野での活動には及ばないのではないかという、限界も同時に感じ、今回そういった体制へのアイロニーとして、そして自分にとっての区切りとしてこの題材で自己紹介をいたしました。

内容といたしましては昨今、話題になっているポストトゥルースやA・コジェーヴによる主奴論そしてMウェーバーの専門性に関してバクッと言及しようと思い、それに追随する形で…登場人物を

父性のない神父、精神なき専門人、心情なき享楽人、ニヒルな批評家

を比較対象として選り分け、自己の過去と現在の立ち位置をみつめなおそうという試みを漫画の中で完結しようかなと思いました。

多少生意気になるかもしれませんが、そこはポストモダンの寛容性で受け止めてやってくださいー    obj.A

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