梗 概
エストラゴンとヴラジーミルが傍観する最中シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソ(ス)ンによる推理のもと五十五九と星月あゆによって長い長い題を付けられた作者を探す6人の登場人物とそれを演じた彼らに訪れた存在しないはずの銃弾をめぐる悲劇的な出来事について書かれた二幕構成の物語、それと外宇宙。
登場人物たち
エストラゴン - 傍観している
ヴラジーミル - 傍観している
シャーロック・ホームズ - なぜ作者がいないのか推理してみせる
ジョン・H・ワトソン - シャーロック・ホームズに相槌を打つ
五十五 九 - 舞台の外に出ようとする
星月あゆ - 五十五九をなだめる
第一幕
舞台の上には6人の女性がいる。それぞれエストラゴン、ヴラジーミル、シャーロック・ホームズ、ジョン・H・ワトソン、五十五九、星月あゆ という役名を与えられた事、そしてここは舞台の上であり自分たちは演技をしなくてはならない事以外は何も分からない。6人は自分たちが一体何を演じたらいいのか分からず、それを知っているはずのこの舞台の作者を探そうとする。シャーロック・ホームズの役名を与えられた人物はその役名から自分をシャーロック・ホームズのように振る舞いなぜ作者がいないのか、どこに作者がいるのか推理をしてみせ、ジョン・H・ワトソン役の人物はそれに相槌を打ってみせる。エストラゴン役とヴラジーミル役の人物は自分たちの今の状況について話し出す。五十五九役の人物は何を演じればいいのか分からないのであればここには居れないと舞台の外に出ようとし、星月あゆ役の人物がそれをなだめなんとか舞台の上に引き留めようとする。
皆が混乱する最中、舞台の上に作者を名乗る女性が現れる。だが混乱の最中に現れたその人物をシャーロック・ホームズ役の人物が携えていたピストルで作者を殺してしまう。6人は作者を名乗る人物の死体を前に再び一体何を演じたらいいのか分からなくなり再び混乱する。そして舞台が終わる。
第二幕
舞台から降りてくる7人の女性がいる。第一幕で出てきた人物たちである。7人は先程の舞台のそれぞれの演技について話し合い、いくつかの場面の演技を再現してみせる。そのうちにシャーロック・ホームズ役の人物がピストルで作者を名乗る人物を殺す場面を再現することになり、シャーロック・ホームズ役の人物が舞台上の小道具であるピストルの引き金を引く。するとピストルからは存在しないはずの銃弾が実際に放たれ、作者を名乗る人物は死んでしまう。皆が混乱する最中、次の公演の時間であることを告げるベルが鳴る。作者が死んだことによって6人は自分たちが一体何を演じたらいいのか分からず、仕方なく混乱したまま舞台の上に向かう。
外宇宙
6人の登場人物たちが舞台について話し合っている。五十五九と星月あゆは題について提案する。シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンがピストルには実際に銃弾が入っている方が面白いと話し出す。エストラゴンとヴラジーミルは傍観している。
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内容に関するアピール
梗概は私の愛犬が書きました。
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