叙述トリックのような、思わず作品を2周したくなるどんでん返しが好きです。また、不当に自己評価が低い女の子が（あるいは、自己認識が狂っている女の子）、ある瞬間に自分の美しさ（本当の姿）に気づき、背徳感をおぼえつつも鏡の中の自分の姿に酔いしれるというシチュエーションが好きです。加えて、日常的な素材だけをくみあわせて、21世紀とは思えないような崇高さを描きたいと常々思っています。以上3つを盛り込み、上のような話を考えました。

課題文にある通り、好きなものにへんに遠慮をする必要もないと思ったので、プロットはそのままで、リーダビリティを高めることに注力するつもりでした。本作は主人公の設定が複雑なので、基本的にはそれを正しく伝達することにのみ力を注ぐのが適切だと考えました……

が、その前に、台詞の文字数的にどうしても今まで使ったことのない断ち切りを使用せざるを得なくなり（そもそもこの話を16pでやるというのがむりということもあるかもしれません）、その技術に振り回され、何とか最後まで書き終わった時点でほぼタイムリミットとなりました。

結果としてただ好きなものを詰め込んだだけの作品となってしまい、諸々整理できておらず非常に悔しく思っています。

中途半端で申しわかりませんが、何卒よろしくお願いします。

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