登場人物同士が交わす言葉は、一般小説以上にSFでこそ重要な小説の基盤です。会話で何がわかるでしょう。ありがちな役割語を使えば年齢と性別、そして「博士」のような職業は簡単に表現できます。だけどあなたたちが書こうとしているのはSFです。物語に描かれる「性別」はLGBTQよりも多様かもしれないし、職業の社会的な意味合いも自明なものとは限りません。言葉を発するのが機械であることなんて当たり前で、下手をすると「個体」でないかもしれないし、時間だって逆に流れているかもしれない。どんな前提だってありうるのがSFですが、それをわずか数行で表現できるのが会話です。
今回のテーマは自由。
ただし、二単位以上の登場人物が最低でも三回以上、魅力的なやり取りをする内容を含んだプロットを提出してください。
(藤井太洋)

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