物語とは、人と人が時間や空間を超えてつながるための手段です。
さまざまな神話や昔話、あるいは誰もが知っている歴史的事件など……。
長年受け継がれてきた物語を、自分の想像力でSFにしてみてください。
既存のストーリーやキャラクターを下敷きにすることで、そこからどう起承転結を変えれば意外性を出せるのか、どれくらいの登場人物数を自分の力量で動かせるか……といったことが訓練できるはずです。
たとえば「桃太郎」を、時代や国家を変えて語り直してみる、なんてこともできるでしょう。
過去の蓄積を換骨奪胎して、新しい物語を作ることが次回の課題です。
(参考文献)
ジョーゼフ・キャンベル、ビル・モイヤーズ『神話の力』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ジョーゼフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄』上・下(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
※ただし、プロットを作ったあとに読むこと。