2日間の続き

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2日間の続き

トラは死んで縞を残し、ゾウは死んで牙を残す

――――インドネシアのことわざ

1 ネルカ

「こんちくしょう!」
 まあまあ、汚い言葉遣いはやめたら。うん、ネルカの兄ちゃんは、ネルカを仲間に入れずに、ひどいやつだ。でもほら、外を見て。今日は星が綺麗で、さっきは流れ星も!
 一緒に見よ。
 と、おれが呼びかけても、ネルカは口をとんがらせて、そっぽを向いて、握りしめたこぶしはまっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき。ぶーたれが。
 仕方なし。機嫌がなおるのを待つ。
 外は寒そうで、今日はとりわけ流れ星が多い。流星群の日なのかも。
 今思うに、ネルカと宙のかかわりの始まりは、この日のはず。話題に出さないから、ネルカは忘れたのかもしれない。や、ひっそり覚えてるのかもしれない。
 まあいいや。
 いつの間にかネルカが隣に来て、外を眺めている。おれは横顔を見つめる。ネルカ。かわいいネルカ。むくれた口元もなかなか。ネルカはいま4さいで、おれは、生まれてからずっとネルカと一緒にいるから、おれもたぶんそのくらい。
「あ」
 見開かれるネルカの目。つられておれも外に目をやってびっくりする。大きな光る何かが家の裏の丘に降りてくる。
「降りてきた!」
 あたりは暗くて、おれとネルカ以外に、光るあれに気づいた人はいた? かな。別の部屋の、ネルカの兄ちゃんたちは? 騒いでないから、気づいてない?
 ネルカは光るあれのゆくえを目で追って、丘の草むらをじっと見つめる。行って確かめたいよね。でも、外はもう暗いし、明日にしない?
 ネルカはいい子なので、ネルカの父さんの言いつけ――夜時間は外に出てはいけません――を守る。ネルカは大切な花のノートに「ゆめじゃない」と書いて、少し考えてから、☆のような形を書き足して寝床に入る。そうだね、今日はもう寝てしまおう。ネルカにやさしい眠りが訪れるよう、ネルカの母さんの代わりに、おれはおまじないの言葉を口にする。
 あしたまたあえるよ、おやすみ。いいゆめのたびを。

 次のあさ。
 まどろみのネルカは、ふらふらっとトイレに赴いて用を足し、冷たい水を手にあびせているときに何かに気づいたようにハッとする。そう、あの光。ネルカは急いで外を眺める。丘の草むらは光っていないし、何もない。
 昨日のは、夢じゃあないよ。おれはネルカが寝た後も少し起きていたので知っているけど、光る何かはあのあと宙へ登って行った。正体はわからないけれど、飛んで行ったことは確か。
 しょんぼりネルカは、あさごはんを食べるうちに、昨日の一件をわすれてしまった。ように見える。
「兄ちゃんは?」
「もう出かけたよ」
 と答えたネルカの父さんの「いってきます」が聞こえて、今日もネルカは、お昼まで留守番だ。けど今日は棚におやつがあって、それを食べていいこともあって、鼻歌アンドスキップをかます。ご機嫌だね。
 おやつ、いいよね。
 外から音が聞こえる。知らない生き物がささやくような音。ネルカは気づかないのか、気にしていないのか、歌を歌いながら足踏みをして楽しそう。しばらくして家の入り口から、ぺたぺた歩く生き物がおそるおそる入ってくる。何だろう、小柄で、ネルカとは随分見た目が違う。その生き物が、ネルカに気づいて身構える。

 

 ネルカも気づく。何の気なしに近づくネルカ。
 生き物が音を発する。喋っているかのように聞こえるけど、おれやネルカとは違う言葉だ。
「あたしはネルカ」ネルカがネルカを指す。
 生き物は「ぱおーん」と音を出して自分を指している。パオン。それが名前だろうか。
 おれにはパオンの正体の見当がついている。おそらく昨日の光。あれが関係あるとしか思えない。
 例えばあれは乗り物で、このあたりに来て、パオン以外にもいたんだけれど、何かの間違いで、パオンだけその乗り物に乗り遅れたとか。突拍子もない?
 いい子のネルカは、パオンを客人として招き、おやつを振る舞うことに決めたらしい。
 食事台に案内する途中で、ネルカの父さんから電話が入る。
「ネルカ、いい子にしている?」
「してるよ。今からおやつ」
「それはよかった。もうすぐ帰るからね」
 その様子を見ていたパオンが、ネルカの電話を指して何か言っている。しぐさから想像するに、パオンも電話を使いたいみたい。
「これあたしのだから……」
 ネルカの電話は、パオンには大きい。家には他にも電話があったはずだから、それを渡すのはどうだろうネルカ?
「ほかの電話をさがすね」そうそう。
 兄ちゃんの部屋で、パオンでも扱えそうな電話が見つかる。
 パオンに渡すと、パオンは電話を使おうとする。電話を使い慣れていないからか、パオンが必死になっても、うまく音が飛ばない。
「もっと勢いよく!」
 ネルカの熱意の甲斐なく、もしくは熱意にあてられてげんなりしたのか、パオンの動きが急に悪くなる。
「どうしたの?」
 パオンはぐったりして動かなくなる。何やら液体も漏れ出している。
「パオン!」
 え? まさか死んじゃったのか? どうして? あ、あ、泣かないでネルカ。パオンは大丈夫だよ。たぶん。
 パオンの腕が光りだす。
「何?」
 わからないけど、光っている。光るなら、パオンはまだ生きているんじゃないか? よかったよかった。光のあたりから音が出る。ネルカは何を思ったか、パオンを担いで外に出ようとする。
 留守番中に外に出ると、ネルカの父さんに怒られるよ。
 まあ、おれの忠告を聞くネルカじゃない。もう外に出てしまった。ネルカはパオンを、外の地面に横たえさせる。
 空から、たぶん昨日の光るやつが降りてくる。え? ネルカが驚いていない。何でだろう。
 光るやつは近くで見ると結構大きくて、高さがネルカの3倍くらいある。横はネルカ何人分かとっさには数えられないほど長い。それが地面につく。中からパオンに似たやつがわらわら出てくる。やっぱり乗り物だった。パオンに似たやつらは、パオンを乗り物に運ぶ。連れて帰るのかな。発進。また光が空に飛び込んでいく。
「さよなら、また会えるよきっと」
 ネルカは空に向けて呼びかける。おれはネルカの横顔を見ている。

 それからネルカは宙を目指して、20年後には実際に飛び立つ。やっぱり、ネルカの宙への興味のきっかけはこの2日間だと思う。子供のときの不思議な体験って馬鹿にならない。
 この記憶が走馬燈のように再生される。そう、おれは宙に旅立つネルカを見届けられない。意識が遠のいていく。ネルカがパオンと再会できたのかは知らない。

 

2 フィオ

 ていうか本当は子供じゃないんだけど、フィオは大体、男の子の姿をしているので、周りから子供と扱われるし、実際子供っぽいし、年の割にものを知らない気がする。見た目は内面をつくる。つられて私も精神的に幼いかもしれない。
 フィオは住処を追われ、街から街を渡り歩く放浪者。日が落ちたら移動し、街なかの残飯を頼りに生きながらえつつ、何かを探し続けている。フィオは口数が少ないので、何を探しているのかは、私も知らない。
 昔大きな戦いに敗れたフィオの一族は、見つかり次第、次々に捕らえられる。フィオだけが捕まらない理由を私は知っている。フィオは変化が上手い。どんな形にも化けられる。それってすごいことだと私は思うけれど、フィオはあんまり特別なことだと思ってなさそうで、変化で復讐に走るでもなく、反罪を犯すこともなく、スーパーヒーローになろうともせず、その日暮らしの生活が続く。
 もったいない。
 今日もふらふらっと移動して、餌場候補が見つかる。フィオ探索開始。
「何してるの?」
 近くに住んでるであろう、年のころ7さいくらいの少年に声をかけられるフィオ。怪しまれないよう、この街に適した子供の姿に変化していたのに、ばっちり怪しまれている。残念だったね。
「別に」フィオはうそぶく。
「そこに何かあるの?」
「うーん」と言いながら、餌場にあった長い針を取り出して後ろ手に隠すフィオ。え、まさかその針で……。「何もない」フィオは針を変化させて衣服の中に隠す。
「ふーん、ぼくバラハ。名前は?」
「フィオ」
「フィオ、今からうちに集まるんだけど、フィオも来ない?」
 気安いなー。子供特有の気安さ? バラハの呼びかけについていくフィオ。まあ今日はまだ何も食べてないし、ついていけば何か食べられるかもしれない。暖かい寝床も確保できるかもしれない。悪くない考えだと私も思う。

 バラハの家の前には、ほかの子たちも集っている。
「誰?」
「フィオだよ、さっき会った」
「フィオです」
「ふーん」て、さっくりと集団に紛れたフィオは、バラハたちと一緒に家の中に入る。
「ぼくの部屋はあっちだから」
 あ、フィオ一行を、向こうから小さい女の子がじっと見ている。

 

 振り返ったフィオが女の子に気づく。女の子は口を開く。
「兄ちゃん」
「あー、兄ちゃんは友達と遊ぶから、下にいな」
「あたしも」
「ダメ」
「あたしも」
「ダメ」
 そういってバラハは部屋の入り口を閉める。
「妹はまだ小さくて、一緒に遊ぶの難しいから」
 まあ仕方ないよね。フィオは茫然としている。何? あの妹かわいかった?

 バラハがフィオたちと一緒に遊ぶゲームは、フィオたちの一族と交戦するという物語設定で、私は閉口する。しばらく遊んで、ゲームの中でフィオの一族は全滅。みんなはいえーいと盛り上がって、フィオも笑う。笑顔の裏で、復讐心がふつふつと芽生えたりしてんのかな。でも待って。反乱を起こすのは、何か食べて、暖かい一夜を過ごしてからでも遅くないよフィオ。
 夜が更けるにつれ、ほかの子たちは一人、また一人と帰っていく。フィオも帰る。……ふりをして、目につきにくいところで電話に変化し、家に留まる。フィオにやさしい眠りが訪れるよう、フィオの親が言っていたおまじないを、私はつぶやく。
 あしたまたあえるよ、おやすみ。いいゆめのたびを。

 翌日。
 電話に化けたフィオを、バラハの妹が持ち上げるところで私も目が覚める。フィオは久々の暖かいねぐらで、さっきまで深い眠りに落ちていたようだけれど、大丈夫だろうか。
「あったよー」と、バラハの妹はフィオを運ぶ。
 見たことのない生き物がいる!
「パオン、これ」
 パオンと呼ばれた謎の生き物は、変化したフィオを受け取る。バラハの妹の動きを真似て、電話から音を飛ばそうとするが、うまくいかない。その電話はフィオが化けたものなんだから、音は出ない。バラハの妹がパオンに電話の扱い方を熱心に指導している。フィオが昨日から隠し持っていた長い針を、勢いよくパオンに……つき刺す。つき刺す? パオンは体液を流して弱っていき、やがて動かなくなる。
 ……死んじゃった?
「ふう」とフィオが息をつく。バラハの妹は心配そうにパオンを見つめている。
 パオンの腕に巻かれたランプが光りだす。
「何?」
 バラハの妹が光に気を取られている。その隙に、フィオはパオンを覆う服の一部に変化した。
「聞こえる?」フィオは小声でバラハの妹に話しかける。「聞こえたら静かに返事して」
「え、パオン?」
「そうだよ。でも、誰に聞かれているかわからない。静かに」うなずくバラハの妹。「おれの体を外まで運んでほしい。すぐに迎えが来るから」
「わかった」
 フィオはパオンのふりをしている! バラハの妹は、パオンの体を一生懸命、外に運び出す。
「助かったよ。その辺に横にしてくれたらいいから。親切にしてくれて、ありがとう。元気になったら、絶対にもう一度会いに来るね」
 大きな光をまとった物体が宙から降りてきて、中からパオンの仲間のようなのがたくさん出てくる。仲間のようなのは、パオンの体(とフィオ)を担いで、引き上げていく。
 その物体に乗り込むとき、フィオが「続きが楽しみだ」と小さな声でこぼすのを耳にする。
 続き?
 続きって何だろう、と思ったのが私の最後の記憶。

 

3 パイーク

 にゅうっ、と名前が画面に浮かぶ。「っし」と、こぶしを握るパイーク。決まった。泣ける。すげーよ。本人以外でいちばん喜んでんの、たぶんあたし。だって、ずっと見てたし。よかったね。子供のころから夢だったもんね、宇宙。
 あたしから見ても何で? ってくらい宇宙に執着して、そこまでやる? って愚直な努力を積み重ねて、若くして宇宙探査チームの一員になったパイークは、控えめにいって物語の主人公のよう。よっ、主人公! ニクいねこの~。
 これでパイークの名が宇宙に轟く日も近い。
 ほどなくパイークの初ミッションが「地球以外に人類が生存できる惑星の探索」に決まる。
 新人には過酷だが、希望しての任務だ。
 パイークが鏡の前で「そろそろだな」と、ひとりごちる。

 パイークを乗せた船が、生命反応のある星を見つける。その星の自転とタイミングが合わず、太陽から遠い方、夜の側に着陸することになる船。探査が開始されようとするとき、パイークは船長に直訴する。
「一生のお願いです。半日だけ自由探査時間をください」
「理由は?」
「どうしても続きが知りたくて」
「続き?」
「自分の姿を鏡で初めて見たときのこと、覚えてます?」
「? 変な顔だな~、他の人と違うな~って思ったけど」
「私は『知ってる!』と思ったんです。で、読みかけの小説って、一刻も早く続きが読みたくなりません?」
「さっきから何の話?」
「夢みたいな話です。ずっと見てたんですよ。その登場人物が自分だと気づいて。捏造記憶なのかもしれないですけど」
「ごめん、何を言ってるのかわからない。夢?」
「ああ、すいません。でも私はこうするしかないんです」
 ずっと一緒にいるあたしにも、パイークが何の話をしているのかわからない。
「ここで私だけおろしてください。朝になったら迎えに来ていただければ」
「そんな危険なことは許可できない」
「危険じゃないんです。私はこの星を知っています」
「ここは人類が初めて到達した星だよ」
「事前に見たことがあるんです。理由は明日の朝説明します。あ、私の、独り言が多い理由も一緒に」
 船長は思案している。やがて何かに思い至ったような顔をする。
「よろしい。許可しましょう」
「ありがとうございます」
「半日だけですよ」
「はい」
 という顛末でパイークは星に降り立ち、自由時間をもらう。「船長もそうなのかな」とささやくパイーク。
「それも明日わかりそうだ。長いようで短かったな。いや長かったか」
 何を言っているのだろう。謎のつぶやきとともに、パイークはエネルギー節約のために仮眠の態勢に入る。
 私はパイークの親の代わりに、寝る前のおまじないを口にする。
 あしたまたあえるよ、おやすみ。いいゆめのたびを。

 朝日が昇る。
「さあ行くか」
 パイークが丘を下り、住居のようなものを目指す。鉱石と植物を組み合わせて、雨風をしのげるようになっている簡素なものだ。入り口に立って中をのぞく。
「こんなんだったっけ? あ、連れられて来たときも夜だったし」
 とか言いながら、躊躇せず住居に踏み込むパイーク。大丈夫なの?

 

 現地の知的生命体と思しき個体に発見される。ゾウのように鼻が長い。その個体(便宜上Aと呼ぶ)がずかずかと近づいてくる。
「わ、いた。あの子だ」
 逃げないでいいの?
「――――――」Aが長い鼻で自身を指しながら、音波を発している。
「あ、可聴音域じゃなかったか。どうしよう。どうしたっけ」ヘッドセットに用意された音波発信器から、トランペットの音の発信を選ぶ。ぱおーん。ゾウの鳴き声のような音が出る。
 Aが住居の中に招いてくれる。トランペットが良かったのだろうか?
 住居内の移動中、Aが通信機のようなものを用いる。仲間を呼んでいるのでは? パイークは平気そう。
「通信機、どういう仕組みなんだろう。今ならわかるかな」
 Aの通信機を指して「ごめん、ちょっとだけ貸してくれない?」と頼むパイーク。勇猛果敢だ。Aは家の奥へ、奥へと引っ込んでしまう。
「そうか。それで持ってきてくれるんだっけ」
 Aが別の通信機を持って現れ、パイークに手渡す。熱心に何かを伝えようとしてくるA。
 危ない!
 ぷすり。通信機から飛び出した針がパイークの水分補給パックに刺さる。
 パイークは水分と空気の消費を抑えるため、エネルギー節約モードに入る。Aが慌てている。
 パイークは船に救助依頼を出す。
 Aは何を思ったか、パイークを家の外に運び出すことに決めたようだ。パイークは担がれ、運ばれ、入り口付近に転がされる。
 ほどなく船が近づいてくる。船長以下数名が飛び出してきて、パイークを船内に運ぶ。
「大丈夫か?」と船長。
「大丈夫です。水分がなくなっただけで、外傷はありません」
「運び込んだら、いったんこの星を離脱する」
 終わりが近づいている気がする。

 

4 コンティニュー

 終わらない。続く。

 宇宙船の船内で水分を補給したパイーク。その衣服にはフィオがくっついている。
 パイークは自室に戻り、自身の衣服に化けたフィオにコンタクトをとろうと、記憶を辿って筆談を仕掛ける。
――フィオ、読める? ずっと会いたかった。
 フィオが元の姿を現す。驚いた顔。フィオも文字を書き始める。
――読めます
――私はパイーク。何故か生まれるより前に、フィオと過ごした記憶があります。
 再び驚いた顔。
――今考えると、フィオも誰かの記憶があったんじゃない?
――ネルカの
――そんな気がしてた。今すぐ元の星に引き返して、ネルカも連れてこよう。ウラシマ効果でネルカの方は時間が経っちゃうかもしれないけど、さっきのネルカは幼かったから、ちょうどいいか。
――ウラシマ効果?
――あとで説明するね。

「半ば確信を持ってはいたけど、実際に会えるとやっぱり感動するなあ」パイークはつぶやく。「私にも今、誰かついているのかな。あなたに呼びかけようと、独り言を言っていたんだよ。いつか会えるといいね」

 ネルカとフィオとパイークが、一堂に会するまで、あと少し。

文字数:7248

内容に関するアピール

 連載中であったり、絶筆になって途中までしか存在しなかったりする物語にむずむずして、続きを! と熱望した経験は誰しもあると思います。わたくしも、どうにか生きてるうちに最終章を! 完結を! と願う作品が数多あります。
 未達成の事柄や、中断している事柄の方を、達成した事柄よりよく覚えている現象のことを「ツァイガルニク効果」というそうです。ツァイ=ガル肉と書くと、架空生物の肉のようですね。肉食べたい。
 ところで地球上にはゾウの肉を食べる国や地域もあるようです。味のほどは存じませんが、ネット上には解説しているサイトも見つかります。ゾウって調べるといろいろ面白くて、人間の個体を見分けられる認知能力を持ち、人間の可聴周波数下限以下の低周波音でコミュニケーションしていて、その音を脚の裏でキャッチできるそうです。すごーい!

 登場人物名は、同じ意味の言葉を別言語に翻訳して、音をカタカナにして、字を削ったり並び替えたりして付けました。

文字数:413

課題提出者一覧