完成稿
照れさせてくる照島さん
ネーム
照れさせてくる照島さん
ネームに関するアピール
今作品で意識したこと
①魅力のあるキャラクター作り
②出来るだけ小さな出来事
③近すぎない画面作り
④演出/肉体的接触
①魅力のあるキャラクター作り
前作品「ライン・アイリード」の講評でご指摘いただいたこと
・キャラが一番立っているシーンは「キャラが相手の行動に対して心の中で疑う」と言う一コマ。
・『キャラクターが持つ、過去や、物語がキャラクターの言動、行動を決めていて、読者が見たいのは、過去ではなくてキャラクターのその言動、行動』
・「キャラクター同士の会話がキャラクターを立たせるのではないか?」という問いに対して、それは間違っていない。
今までのことを踏まえて、今回はキャラクター設定を以前より細かく設定して、そのキャラクターなら、この状況に対してどう動くだろう?と考えながら登場人物を作ってみました。
山口つばさ先生に「キャラクターと仲良くなれるといいね」と言われたことが少し理解できた気がしました。
②出来るだけ小さな出来事
僕が今まで参考にしてきた作品はジャンプ系の読み切りだったので、今回はTwitterの4P漫画を参考にして描いてみました。
今まではファンタジーの世界で、登場人物の成長を描き切ろうと意識して作品を作っていました。ですが、それだとどうしても16pにおさまりきらない壮大な物語ができてしまっており、16P以内で納めようという気持ちが、キャラクターの動きを制限している気がしたので、今回は「照れるだけ」ということと4P以内で一区切りのつく作品を作ることを意識して漫画を描きました。ただ、試しに描いてみたものが2Pで一区切りつけられるものになったので、無理に4Pと意識せず、2Pごとに一区切りがつく作品になりました。
③近すぎない画面作り
前回、武富先生から全体的に画面が近いので大きな紙に描いてみたら?とアドバイスをいただいたので、今回はB4の紙にネームをざっくりと描いて、それをiPadでさらに修正してネームを描きました。
ただ、画面が近すぎないようにと意識しすぎて、今回はコマ数が多くなってしまった気がします。文字が小さくて読みにくい部分が多々ある気がします…
それを今後の完成稿では修正していけたらと思っています。
④演出/肉体的接触
今回の課題の演出を「肉体的接触」=一番の山場だと仮定しました。一番の山場=何かが変化する瞬間だと思うので、そのシーンが来た時に一番気持ちが良くなるように、それまでとは真逆のことが起こるように、と話を作りました。
今作品では、照島さん(巨乳ヒロイン)は佐々木くん(メガネ男)の仕草や言動に対して、はじめからずっと「かわいい」と言わせて「肉体的接触(一番の山場)」で、初めて佐々木くんを「かっこいい」と思うシーンを入れてみました。
ただ、そのまま終わると恋するヒロインとして話が終わってしまいそうだったので、結局「かわいい」で終わらせました。最終ページの「ありがとう」はテンポを悪くしている気もしましたが、助けてもらった奴がありがとうも言わずに相手をからかうのはどうかと思い、結果このコマを挟みました。
師走の翁先生ということもあり、少しエッチな要素を含んだ作品にしてみました。ジャンプジャンプと固執して、こういう作品を描いたことがなかったのでとても新鮮でした。
よろしくお願いします!!!
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