UFO FOR YOU

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完成稿

UFO FOR YOU

完成稿に関するアピール

想定媒体:月刊!スピリッツ

「ああ、そろそろ最終課題に向き合わなくては」と思っていたらネーム締切のメールが来て、「嘘だっ!」と思っている間にネーム講評日になり(仕事で欠席)、さすがに今回はもう無理だと思いました。
が、ふと、これ未提出だと、自分のひらマン最後の漫画がエビフライの漫画になってしまうことに気づいて、もうなんでもいいから出そう!と思って描きました。

時間がなかったので、とにかく振り返らないことをルールにできるとこまでやって出しました。粗と後悔てんこ盛りですが、締め切りなので出します。描いてよかったし、出せてよかったです。

 

想定媒体は「月刊!スピリッツ」にしました。正直、直感とご縁です。

「自分は青年誌だろう」ぐらいには思うのですが、その中でどこかはまだ明確に見えていません。月スピの漫画を読んだ印象は、ジャンル感がある人間ドラマという感じで、それなりに合うだろうとは思うけど、他の媒体と比べてよりここが合っているという解像度では選べてません。上の印象も、他の媒体でも妥当するくらいの言葉でしかないでしょう。なので、正直直感です。
今回金城さんが審査員でいるのと、最初の作品を米代先生が褒めてくれたので、そこはご縁です。

ということで、最初の持ち込み先、という気持ちで選びました。

 

ぼくは、生きることに前向きになりきれない気持ちや諦めを描きたいのですが、かといって暗いストーリーを描きたいわけではないし、一定数以上の人に伝わる描き方を目指したいと思っています。こういう諦めっぽい感情は別にそれほど特殊なものではないと個人的に思っているし、今の日本っぽいかなとも思います。なので、共感を呼ぶことはできると思うのですが、その「熱量の低さ」を漫画としてどうドラマチックに展開するのかが難しいなと思っています。

そんな課題感を念頭に、今回は、諦め感のある主人公と、対比的に前向きさや執着を持っているヒロインのドラマにしてみました。ヒロインを出したのは、過去女性キャラを褒められることが比較的多かったからです。あとちゃんとクライマックスらしいクライマックスにするようにしてみましたが、終盤ちょっとバタバタしすぎてしまったと思います(展開というより感情が)。

いろいろやろうとしすぎてしまったな、と思いますが、現状ではこれが自分の作品だということで納得しています。よろしくお願いします。

文字数:985

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