完成稿
決断できないおんな
完成稿に関するアピール
■媒体について
想定する掲載媒体はCOMIC BRIDGEで、
今までの課題作品を見ていただいた編集の方から、
賞に出すOKがもらえることを目標としました。
同媒体に持ち込んだのは、
「大人の女性が、読んだ後に前向きになれるような話を描きたい」
という気持ちがあったためです。
(担当編集さんがつくということはなかったですが)
「人の感情を描こうとしているのはいい」とその後もネームのやり取りをさせていただき、
描きたいものの方向性は合っているかと思いました。
■今回特に意識したこと
上記の編集の方から、一番反応が良かったのが初回の母娘の話だったので、
今回も社会で何かしらの弊害を感じている・コンプレックスを感じている主人公が、
他者との交流や事件で気持ちが変わる…というようなストーリーラインにしました。
加えて、『キャラクターの関係性の変化』を今まで以上に描くようにしました。
今まではいまいちキャラが弱く、主人公の独りよがりな感じがすると自分で感じていましたが、
その理由はキャラ同士の掛け合いや、主人公に相対する側の魅力を
あまり描けていなかったことにも起因するのかと考えました。
そこで、
●主人公の塩見は一見落ち着いているが優柔不断でパニックになってしまう
●枝野はふわふわしていて軽そうに見えるけど実は強か
…など、だからこそお互いの引っ掛かりになるような「ギャップ」を設定し、
「いろいろな表情を見せること」も意識して、キャラのかわいげを出すようにしました。
最終的にp19の二人の気が緩んでる様子をみて、「このコンビなんかいいな」と思ってもらえるといいなと思います。
また各所で主線が太い、荒いという指摘をいただいたので、
今回から、作業環境をiPad→PC(板タブレット)に変えました。
まだ慣れていないところもありますが、線に強弱がつけやすくなったので変えて良かったと思っています。
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1年間で、自分の良いところも悪いところも見えてきました。
ありがとうございました。
最後の授業もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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