完成稿
バイト戦線異常あり!
完成稿に関するアピール
想定媒体は竹書房の雑誌「本当にあった愉快な話」、文藝春秋のWEB媒体「コミュクエッセイルーム」です。
舞台は主人公のバイト先。勝手にデスクに扇風機を置かれたことに怒った主人公が、職場の先輩から自分のデスクのスペースと、人としての尊厳を取り戻すお話です。
ネーム講評時に、「内容に対してページ数が多い。短くするか、読み応えを出す必要がある。」との指摘をいただき、ページ数は変えずに読み応えのあるものを目指し修正しました。
主な改善点
・冒頭1ページ目で扇風機が自分の机に置かれている絵にし違和感を演出した
・ネームでは外交問題を比喩的に使ったオチを強調していたが、「傷つけられた尊厳を取り戻す話」になるよう展開を変えた
・デスクの上のコードや小物を細かく描いて、リアル感、扇風機のうっとおしさを表現した
・飽きさせないようコマ割りを大幅に変えた
この漫画のように自分をむげにされても、私は言いたいことを言えずダメージを負ったままやり過ごしていましたが、漫画にで描くことによって救われるようになりました。他者に軽く扱われて尊厳を傷つけられ、涙を流した人たちに届く漫画になっていたら嬉しいです。
文字数:486
ネーム
バイト戦線異常あり!
ネームに関するアピール
想定する媒体は文藝春秋のweb媒体「コミックエッセイルーム」、竹書房の雑誌「本当にあった愉快な話」です。
職場での人間関係の悩みは共感を呼びやすいと思い、この題材を選びました。
お話を考えていく過程で、「社会に一歩出たらそこは戦場だな」とか「国と国との関係も実は身近な人間関係と変わらない部分があるなぁ」と思い、戦争や外交問題などを比喩的に使いました。武力行使ではなく、お互いの落とし所でなんとか関係を保ちたい!というメッセージで反戦の意味も込めました。ポリコレ作家と思われてしまうのが少し心配です。あくまで身近なことを大袈裟に描いていったらこうなりました。
今までの課題で、描いていて楽しかったのも「ただ家に帰れない漫画」「ご近所騒音問題漫画」「家でネットサーフィンして終わる漫画」でした。『しょうもないことを、面白く大袈裟に描く』のが私の作家性だと気付いたので、今回もその路線で描きました!
文字数:394