完成稿
きっと親友になれるよ
完成稿に関するアピール
想定掲載媒体はマンガクロスです。
自分の描くマンガはちょっと暗めであったり、鬱屈した内容のものが多いため、似たような傾向を持つ作品を描いている「鬱ご飯」の施川ユウキ先生や「空が灰色だから」の阿部共実先生のファンがいそうな媒体において好まれるのではないかと考えたのでこの媒体にしました。
ストーリーとしては友達がおらず、人気のないところで暇つぶしのためだけに本を読んでいた主人公が、話したこともない同級生にその様子を目撃され「友達になって」と迫られる話です。主人公は同級生から「趣味の合う仲間」だと勘違いされており、半ばいやいやながらも、その屈託のなさに押し切られてしまいます。
他人との温度差から居心地の悪い思いをした人や、学生時代に自然なコミュニケーションがとれず、状況をやりすごす手段として「友達らしきもの」を作ったことのある人たちに向けて描いています。主人公への共感はもちろん「自分だけではないんだな」という安心感をもってもらえると嬉しいです。
また、暗いマンガが好きな人に、苦いような切ないような気持ちを提供できればと思います。
ページ数は、マンガクロスの会話劇中心の日常系が大体11から14ページくらいだったので、そこに合わせました。
ちなみになぜ商業媒体での掲載を目指しているかと言いますと、多くの人に届きやすい販路が用意されており、媒体によっては(特にWebメディアでは)作品もある程度無料で公開できてさらに原稿料も出るので他の仕事をせずに、あるいは減らしてマンガを描き続けることに集中しやすい環境を作ることができるからです。
よろしくお願いします。
面倒を見てくださった先生方、仲良くしてくださった受講生、聴講生の皆様方、一年間ありがとうございました。とても楽しい一年を過ごせました。
文字数:742