ネーム
あるふたりのこと
ネームに関するアピール
想定媒体:エレガンスイブ、KISS、ジュール
想定読者:20-40代女性
一緒にいることを諦めた二人は、幸せそうな相手の姿を見てうれしくもあり、隣にいるのが自分でないさびしさもあるということで課題の二つの感情を「同時に」感じている場面を最後に描きました。
殴る蹴るの暴力は言葉の暴力よりも重罪のように見えるがどちらも酷い。
自分の言葉の暴力を自覚していたもののいつも許してくれる彼に甘えていた主人公が、それを暴力として夢に見て彼と離れる決心をつける。
さらに、加害者を助長してしまう被害者もまた加害者かもしれない点も考えなければならず、全ては一筋縄ではいかないということを表現したいと思いました。
二人は地獄を抜け出してハッピーエンドかのように見えるけれど、主人公が夢に見たものは結局言葉ではない暴力であって、本当に酷いと自覚できたのか?新しい人には暴力を振るっていないのだろうか…?
課題3に対して頂いた「道徳の教科書エンド」という言葉にとらわれて漫画ってなんなんだろうとわからなくなり課題4は逃げましたが、今回は私らしい話に戻って向き合ったと思います。読んでいただけたら幸いです。
文字数:485