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完成稿

完成稿に関するアピール

前回の講評を受け、今回の完成原稿では、メインキャラの男性記者・真下のキャラを掘り下げる方向で、ネームを修正しました。まず、神社で新人記者の咲山が宮司と会話するシーンで、ネームの段階では真下について触れずに会話が進んでいましたが、そこに宮司と真下のエピソードを入れ、終盤の真下と先輩記者である水田との回想シーンも会話を一部修正。最後のシーンも、真下と咲山のやりとりで終わる様にしました。

2度目の完成原稿ということで、完成させることを優先し、そこまで大きなネームのテコ入れはできないと考え、修正は最小限に抑えています。

作画の完成度を上げるのが今後の課題です。

文字数:277

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ネーム

ネームに関するアピール

今回は、「取材して描く」というテーマだったので、それなら、新聞記者を主人公にしたマンガを描きたいと思い、長野県のとある新聞社の支局を取材させていただきました。その新聞記者さんのご協力で、地元の神社も取材させていただきました。

お話は完全にフィクションです。

取材前から、「30代中盤の中堅男性記者のところに、新卒の女性記者が赴任してきて、男性記者が10年以上前に遭遇した超常現象を解決する」という大筋だけ決めて、取材した内容で、超常現象の設定などを肉付けしていきました。

取材では、「もし新聞記者が、超常現象に遭遇し、自分しかその現象を目撃しておらず、写真などの記録にも残せていなかったらどういう行動をするのか?」ということを聞きました。「記録に残っていないものは書けない」とおっしゃっていて、「例えば、それを見た場所に毎日通うということはしますか?」と尋ねたところ、「それは、あるかもしれない」とのことだったので、それをストーリーの中心に取り入れました。

取材にご協力いただいた方は、このマンガの登場人物、真下のように性格や口が悪いわけでは、まったくなく、取材の際も大変よくしていただきました…本当に感謝しています。

フィクションなのですが、やはり、リアルとの境目が曖昧で、取材した内容をどのように反映すれば良いのかが悩ましかったです。また、取材した内容に引っ張られすぎているような気もしています。この辺の調整をどのようにしていけばよいか、完成稿に向けて、講義の際にご相談させていただければと思います。

文字数:647

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