わたしはイルカ

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完成稿

わたしはイルカ

完成稿に関するアピール

少しでもわかりやすくなるようにネームを一部修正しました。
修正したことで理解できるようになったかというと不十分とは思うのですが、
次のことに気をつけて描いてみました。
・小学生をターゲットにするならもっとわかりやすくないとダメ
⇒短編集の一つならいいかもということだったのでそれを想定しました。
読者の年齢を決めず、短編集を買ってくれるような方なら読めるかもというスタンスです。
・朝起きたら自分以外の全人類イルカになっているのに主人公がすぐ受入れて楽しんでいるのが感情移入できない(困惑するのでは?)
⇒わざとネガティブな感情を排除したのですがそれだと難しいようなので、
最初に不安そうな表現を入れたのと、夢と自覚した上で満喫する設定に変更しました。
・超音波の要素がさりげなさ過ぎる
⇒1ページ目に超音波の話を入れたのと、イルカと会話できないというシーンを入れました。

修正せず完成稿にするのはべつにいつでもできるので今回は修正してみました。
修正前が好きと言ってくれた方もいらっしゃったので、
その方々にはこの修正は残念なものになっているかも知れません。
私自身も修正前に掲げてた目的を折って修正しているので、
いつか技術力を上げて再修正チャレンジしたいなと考えています。

宜しくお願いします。

文字数:534

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ネーム

わたしはイルカ

ネームに関するアピール

取材ということで、
元々考えていた話を書くにあたって、
自分ではわからない点をヒアリングしました。

ターゲット:小学生
掲載誌(?):国語の教科書に載っているような話を目指して漫画にしました。
(実際に載せたいというよりは描いてみたかったので)
タイトルの意味:読者には読後にイルカになったつもりでろうあ者に接してみてほしい。

■やったこと
手話通訳者に取材をしました。
・ろうあ者が得意なこととできないことを表したい
⇒「ダンスなどの身体の表現(今回はモノマネ)」「聞こえないこと」
・先生が自分のことを忘れて呼びかけを怠った表現はNGか?
⇒あるある~となる程度と考えられる。先生はわざとではないし。
・手話をしているのをセリフにしないと分かりづらい
⇒会話に手話を出すために、「ジャム」と「大根おろし」など手話をいくつか教えてもらった
(「いちご」と「恥ずかしい」、「おいしい」の2パターン)

漫画全般について
・ろうあ者から見た漫画という存在はどのようなものか
⇒健聴者の社会を、幼い頃漫画やアニメに触れて学ぶようだ。
・聲の形については、ろうあ者が見るどう思うのか?ああいう作品は嫌なのでは?
⇒現実にあることが描かれている。普通にあることを誇張せず嫌みなくそのまま描けている。
嫌かどうかは人による。「女性というだけで正社員面接に落とされた」という話を「あるある」と思う女性と激怒する女性がいる感覚に近いとのこと。

■やろうとしてあまり深煎りしなかったこと
イルカについて取材はあまり詳しくしませんでした。。
・ 太地町立くじらの博物館へ行く
⇒鯨類専門の博物館。イルカも対象であり、普通の水族館より情報量が多いように思い、
我々とリンクする点がもっと知ることができると考えたが、遠方かつ時間が作れず断念。
いつか行きたい。
・Web検索と相談室への質問
⇒全国こども電話相談室[いきもの](https://www.tbs.co.jp/radio/kodomotel/animal/20061126_2.html)
ここで鯨が「東京と大阪の程度の距離だったら平気で交信をしている」と知り、
イルカもそうなのか知りたくて北大海獣班なんでも相談室に質問をした


が、専門分野ではないかつ定義が曖昧で欲しかった答えはもらえなかった。
質問を変えてもう一度…と思ったが、専門家は間違った事を言えないからこういう質問は難しいんだろうなと思い、漫画の中ではごまかしました。

結果的に、元々ファンタジーの設定のため、イルカについては上手くごまかして描くこととしました。

取材をしてわかったことは、
・相談しながら話を考えると良い物ができる。
・書籍などで調べることもできるが、
「こういう話にぴったりな表現があるか」等、
自分ベースで相手に考えてもらうことができ、
本で調べるよりも質の良い情報がもらえる。
(例:おはようの挨拶は、今回は実生活で利用している省略形の手話を教えてもらえた。ネットや書籍では正式な手話しか載っていなかった)

です。今までよりも断然楽しく作品作りができました。

宜しくお願いします。

文字数:1320

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