ネーム
おしろい・マトイ
ネームに関するアピール
このネームでは、自分の描きたいこと(目標)を決めてから、取材を行いました。
① 描きたいこと(目標)
・ターゲット :5年くらい付き合いのある漫画描き仲間と、その漫画を読む方。
・テーマ :「ヒロインへの憧れ」を描く。
薄暗い、現実の悲惨さを描く、でも希望あるものを描く。
・ページの制限:短いページ数(10~12ページ)にする。
※今まで描いてきて、16ページでトーンを使って読み手に分かりやすい
画面作りができていない事が課題だったため、短いページで
トーンを使った完成稿にしたいです。
・投稿先 :投稿マヴォ、ハルタ、モーニング。
② 取材で選んだエピソード
※2人に取材をした上で、目的が達成できそうなエピソードを選択しています。
祖母(戦前生まれ、北関東で生まれ育つ。)に取材をしました。
エピソード:祖母が高校生(戦後10年以内)のとき、「仮装行列」という運動会の演目で、
男装(宝塚歌劇団の演目の人物)をして行進をした。
③ 取材で選んだエピソードからどう作品に反映したか
戦後まもない頃において、都会から離れた土地で「宝塚歌劇団」の「男装」を行うことは、
女性が今までと違う自分を生きられることを夢見るような、祈りのようなものであるように
感じました。
ただ、祖母から聞いた話をそのまま漫画にすると、短いページで描くという目標が
達成できないと思ったため、取材から感じた「戦後まもない頃」「女性が夢を見る、祈る」の
要素を使った話を考えました。
結果、「戦後に売春街で働く姉妹の話。傷を負った姉がおしろいを塗って傷をごまかして
生きる姿に妹が憧れる話。」にしました。
赤線地帯の描写は、映画「赤線地帯」を観たり、以前読んだ、戦前生まれの作家の戦後の
描写のある小説を思い出したりして描きました。
文字数:800