テーマ

「感情を表現する/感情を用いて表現するマンガ」

  • 課題提示、ネーム審査:ルネッサンス吉田
  • ネーム審査、完成稿審査:さやわか
  • 完成稿審査:浅野いにお

ネーム提出締切| 2019年11月30日(土)

ネーム講評会| 2019年12月7日(土)

完成稿提出締切| 2020年1月11日(土)

完成稿講評会| 2020年1月18日(土)

なんらかの感情を表現することを主題とした作品をつくってください。感情以外のことを表現してもかまいません。その場合は、その表現したいことを感情を用いて表現してください。

どういう感情(もしくは感情以外のなにか)を表現しようとしたのか、そのためにどういう手法を用いたか、また、どのあたりの層に届けようとしたのか、そのためにどういう演出をしたか、等を明確に説明できるようにしておいてみてください。説明せずに伝わるものが描けると良いですが、説明できるように言語化しておくのは作品を作るのに役立つと思います。

この後の文章はとくに読まなくてもいい部分になりますが、課題に取り組む際の参考になればと思って書いてみています。

普通の場合感情は単独で存在するわけではなく、世界という状況の中に発生するものです(真夜中一人で人気のない道を歩いているととても怖いとかそういうことです、この場合この状況全体が恐怖という感情です)ので、登場人物の動作や行動、表情に気を使うのは勿論のこと、情景、状況の描写をしっかりとすることで適切かつ効果的に感情を表現することができます。

一口に感情といってもミニマムだったりモデストだったりマイルドなものからヒュージでマッシブでドラスティックなものまでありますし、ネガティブな方向性のものポジティブな方向性なものニュートラルだったり、虚無って感じのもの等さまざまですよね。また、感情の表現自体が漫画の目的になる場合もありますし、他に表現したいことのための演出の手段になることもあります。それぞれの場合に最適な表現手法があるし、伝えたい対象によって適切な演出方法があります。適宜判断する必要がありますが全部のバランスを整えようとするとカッチリしすぎて面白みがなくなる場合もありますがカッチリさせて面白みをなくすことでしか表現できない感情もあり、ケースバイケースというか1+1=2みたいな正解ってないので力一杯描きたいことを描いてみてください。描きたい放題描いたものが読みたいです。

(ルネッサンス吉田)

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