カウカウミルクマーケット

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ネーム

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ネームに関するアピール

私にとってのマンガとは、
自分が持っているものを別の容器に移し替えて、
他者が受け取りやすい形で提供するものだと考えました。

これまで漫画を描いてみて、読んだ方から嬉しい感想をいただけたとき、
それまで自分が一人で抱えていると思っていたものが、
自分以外の人にも受け取ってもらえるものなのだとわかって感動しました。

漫画に限らないことですが、人の作品を見て感動するときというのは、
過去に自分が味わったものと照らし合わせて心が動いているように思います。

過去に味わった辛さや喜びに対して、
自分の人生とは別の場所からスポットライトを当ててもらえたように
感じるのだと思います。

作り手が自分の持ち物を器に入れて提供し、
受け手が自分の持ち物と照らし合わせながら味わう。

その器が私にとってのマンガです。

文字数:338

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