ABOUT

あなたのマンガを変える。マンガの世界を変える。

ひらめき☆マンガ教室は、全くマンガを描いたことがない人から、マンガ家志望者、プロの作家まで、すべての人に役立つ教室です。

「マンガ教室」というと、一般的にはペンの使い方とか、ストーリーの作り方を学ぶものという印象があります。しかし、ひらめき☆マンガ教室はそれらとは一線を画した講義を行っています。一言で言うと、とても実践的な講義です。

最大の特徴は、講義が「課題」と「ひらめき」の二種類で成り立っていることです。

まず「課題」は、技術を指導するパートです。プロとして活躍されているビッグなマンガ家の皆さんをゲスト講師にお招きして、彼らに直接、技術指導をしてもらいます。あなたの描いたマンガのいいところ、悪いところを具体的に指摘してもらえる、貴重な機会です。

しかもこれは、ただ絵の描き方や話の作り方を学ぶものではありません。読者に「読ませる」ための効果的なコマ割りの仕方、演出の方法、さらには締め切りに間に合わせるための方法まで、普通のマンガ教室では決して語られない技術を教えてもらえるのです。

また「ひらめき」のほうは、活動方針を指導するパートです。主任講師と共に、あなたのマンガをどうやって世に送り出すかを考えます。「何が何でもマンガ家になりたい」「売れる作品を作りたい」という人から、「何を描いて、どこで発表すればいいかわからない」という人、「自分はマンガを描きたいのだろうか」と悩んでしまっている人まで、全員が自分の今後を見極めることができます。

どうしてこんなパート構成になっているのでしょうか。それは、ペンの使い方とか、ストーリーの作り方だけを学んでも、マンガが上手になったり、マンガ家になれるとは限らないからです。

つまり、あなたがマンガを描くときに、本当に直面する問題や、本当に必要な技術は、従来のマンガ教室やマンガ教本では教えてもらえません。ひらめき☆マンガ教室のカリキュラムは、それが学べる、唯一無二のものです。

そのノウハウは第一期の集大成として、『マンガ家になる!』という単行本にまとめられました。第二期はそれをさらに発展させ、受講生は在籍中から結果を出すようになりました。各社のマンガ賞の受賞はもちろんですが、SNSで何万人もの読者を得た受講生もいます。

また第二期で「ひらめき☆マンガ大賞」を受賞した中山墾さんは全くマンガを描いたことのない受講生でしたが、大賞受賞作品は各社の編集者にも高く評価され、既に担当編集者と共に商業活動へ踏み出しています。

第三期では、第一期と第二期で確立されたこのカリキュラムを、さらに深めます。アイデアの出し方から商業作品の企画の立て方まで、「使える」マンガのテクニックを具体的に教えるものへと発展させるのです。

ひらめき☆マンガ教室の「受講生」になれば、このノウハウをたっぷり学ぶことができます。

描かないけれど、マンガのことを学びたい!という人のためには、「聴講生」という制度もあります。毎回の課題を出すことはできませんが、講義に参加可能です。ひらめき☆マンガ教室の受講生たちが成長していく姿を、聴講生として応援してみませんか。

けれども、自分のマンガ観を真剣に変えたいのであれば、絶対に「受講生」になるのがおすすめです。二種類の講義を通して、ひらめき☆マンガ教室は、あなたのマンガを確実に変化させます。あなた自身の、マンガに対する考え方も、変わるでしょう。そうやって変化したあなたのマンガを世に出して、マンガの世界を変えていきたい。それがひらめき☆マンガ教室の願いです。

僕たちと一緒に、マンガを変えましょう。

主任講師 さやわか

COMITIA

ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 特別授業2020

ひらめき☆マンガ教室の特別公開授業が、創作系同人誌即売会「COMITIA131」で開催決定!
ゲスト講師にマンガ家の大井昌和先生、武富健治先生、少年画報社編集の須見武広さんをお招きし、実践的なマンガ技術のレクチャーを行います!
併設のゲンロンブースでは、ひらめき☆マンガ教室第1期の講義をまとめた単行本『マンガ家になる! ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第1期講義録』を発売。


さやわか+西島大介編『マンガ家になる! ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第1期講義録

また会場では、同人誌売上をめぐり、受講生によるバトルロイヤルレースも同時開催! 受講生は3サークルに分かれ、それぞれが同人誌を制作。その売上を競い、特設ステージにて結果発表まで行います(これまでの受講生作品はこちらからご覧いただけます)。

 

 左からひらめき☆マンガ教室チームA『さよなら家族・またきて家族』(の07b)、 ひらめき☆マンガ教室チームB『デート 特集:両片想い』(の08a)、ひらめき☆マンガ教室チームC『ギャル×○○』(の08b)

 

【タイムテーブル】

11:45-12:45 トークショー「ひらめき☆マンガ教室お試し版」
さやわか・大井昌和・須見武広
15:00-16:00 受講生作品の講評/同人誌売上レース 結果発表!
さやわか・大井昌和・武富健治

 

【COMITIA131概要】

COMITIA公式ウェブサイト
日程:2020年2月9日(日)11:00~16:00
場所:東京ビッグサイト西1・2・3・4ホール
アクセス:りんかい線「国際展示場」駅から徒歩約7分、ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車から徒歩約3分(会場アクセスの詳細
規模 : 直接参加 4500 サークル/個人
※一般参加の場合、入場時あるいは事前に「ティアズマガジン」の購入が必要です。

 

PROGRAM

プログラム

  • ゲンロン ひらめき☆マンガ教室(以下、ひらめき☆マンガ教室)第3期の開講期間は、2019年6月から2020年5月までの12ヶ月間です。開講期間途中での受講申込みや、一部講義のみの受講は受け付けておりません。主任講師は、評論家・マンガ原作者のさやわかです。
  • 本講座は制作経験の有無にかかわらず、「マンガ家としての総合力を身につけたい」と望むあらゆる人々に開かれています。
  • 「聴講生」は正規受講生とくらべ、安価で受講いただくことができますが、各回の課題(COMITIA、最終講評会含む)を提出することができません。また、「ひらめき」授業での個別面談およびワークショップの一部を受講することができません。
  • 本講座の講義および講評会は月1回から2回、原則として週末の夕方に、ゲンロンカフェにて行います。本講座では、ゲスト講師をお招きし、テーマに沿って作品制作と講評を行う「着想」「展開」「応用」、および主任講師が受講生の制作をサポートする「ひらめき」を組み合わせた授業スケジュールが組まれています。また、2月には同人誌即売会「COMITIA131」に出展し、同人誌の制作・販売を実践します。関連費用はすべて授業料に含まれます。
  • 「着想」「展開」「応用」は、作品制作を指導する授業です。正規受講生は各回の課題にもとづき、ネームと完成稿を提出します。いずれも3回の授業からなる「着想」「展開」「応用」の3つのサイクルを学び進むことで、魅力的なマンガを描く実力をつけます。授業当日は、1限ではゲスト講師の創作環境やテクニックに迫る講義を行います。2限は、前月までに出された主題にもとづくネームを講評し、3編の優秀作を選出します。選ばれた受講生は、次回までにネームをもとにした完成稿を執筆・提出します。3限は、前月選ばれたネームをもとに提出された完成稿の講評を行います。授業の一部はニコニコ生放送で中継されます。
  • 「着想」「展開」「応用」の授業では、すべての正規受講生は、下記の〈超・ひらめき☆マンガ家育成サイクル〉にもとづき、合計10編のネームとアピール文、完成稿を提出することが求められます。すべての提出物は専用ウェブサイトで公開されます。
    ひらめきマンガ家育成サイクル図
    事前に課題提示
    講義の1ヶ月前までに、ゲスト講師あるいは主任講師から課題が提示されます。課題は「物語の魅力を伝える」「読者を作品に没入させる」「ネットで拡散される作品を作る」など、講師によりさまざまです。第2期の課題は、こちらからご覧いただけます。
    webにてネーム提出
    正規受講生は、各回の7日前までに、課題に沿ったネーム(上限16ページ)と内容に関するアピール文(200字程度)を提出します。ネームとアピール文は、所定のフォームより、専用ウェブサイトにアップロードします(ネームのファイル形式については別途指示します)。提出されたイメージとテキストは、受講生以外でもアクセスできる状態で公開されます。一般読者の反応は以下の選考・講評で考慮されます。
    授業にて5名赤入れ+上位3名選出
    主任講師によって、事前に優秀なネームが5つ選出されます。事前に選出された作品はゲスト講師のもとに送られ、授業内で講師による赤入れが行われます。授業では、講師の協議にもとづいて優秀なネームが3つ選出されます。ネームが選出された受講生は、完成稿提出時に授業内で講評を受けます。惜しくも選外となった他の受講生も、授業内での講評は確約されませんが、自由に完成稿を提出することができます。
    webにて完成稿提出
    授業内でネームが選出された3名は、次回授業の7日前までに、ネームにもとづいてペン入れした完成稿を執筆・提出します。この3名については、②のネーム提出と④の完成稿提出が同時並行の作業になります。
    授業にて最優秀作選出
    前回の授業内で選出された3つのネームの完成稿は、授業内で講評が行われ、講師の協議にもとづいて点数が割り振られます。点数は3名分を合計したものが、10点+(受講生総数-その課題でネームを提出した人数)になるように配分します。点数の推移は専用サイトで公開されるとともに、最終選考において考慮の対象となります。
    また、選出されなかった完成稿についても、授業後に必ず主任講師から文章による講評が発表されます。

    以上のサイクルを繰り返すことで、受講生は「多様な市場の要請に応じてアイデアを生み出すプロット力」「アイデアを限られたページに配置するネーム力」「ネームを魅力的に提示するプレゼン力」「ネームを作品として完成させる画力」など、マンガ家としての基礎体力を確実に向上させることができます。

  • 6月、9月、12月、2月、4月には計6回の「ひらめき」の授業を設けます。「ひらめき」の授業では主任講師のさやわかから、マンガ家になりたいひとのための徹底的なサポートが行われます。「ひらめき」では講義、個人面談、ワークショップのほか、ゲスト講師をお招きし、受講生が創作について直接質問のできる機会を設けます。
  • 全17回の授業を終えたのち、約1ヶ月の準備期間をおいて、2020年5月に完成稿を対象とした最終講評会を行います。最終講評会提出作品の課題、分量など規定はのちに公開します。
  • 最終講評会では「第3回 ゲンロンひらめき☆マンガ大賞」と題し、ひらめき☆マンガ教室第3期における最優秀賞作品を選考します。また審査には、多数の現役のマンガ編集者に配点に加わっていただきます。各編集者が「自社でデビューさせたい!」と思う受講生に対しては、作品の発表について交渉する権利を得ます。選考委員については、詳細をのちに公開します。

主任講師による全提出作品ショートレビュー特別公開

 以下に掲載するのは、「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」の受講生が提出した課題作品に対して、主任講師である僕こと、さやわかがコメントを付けたものです。
 これはもともとは、僕が講義当日に各作品について話す際に参照するためのメモでした。メモには、提出作品が課題の指定を満たしているか、僕が面白いと思ったかどうかについて書いています。しかしそれ以上に、提出された作品が表現としてどこがよく、どこが悪いのか、それはなぜなのかを、具体的な理由を添えて書いています。内容が受講生の参考にもなるということで、あるときから、講義終了後、受講生にも回覧させるようにしました。
 このやり方を採り入れたことで、よかったことがふたつあります。ひとつには、受講生が課題提出について積極的になったことです。当然のことですが、受講生はみな作品を評価されたいと思っています。褒められなかったとしても、何を直せばより良くなるのかを知りたいと考えています。けれども、講義の時間は限られるため、全員の作品について詳細に語ることはできません。しかしこのメモを見れば、受講生みなが、次回の課題で何を目指してどう頑張るかを考えることができます。
 そしてもうひとつは、このメモをまとめることで、マンガ批評のひとつの基準を示せたということです。ひらめき☆マンガ教室は、読者側からではなく、作家側からのマンガ批評の可能性を模索する教室でもあります。マンガ家がマンガを描いているときに、実際に何を意識しているのか、どう読まれるためになにをどう描くか、それを明らかにしようとしています。このメモは、受講生に作品の改善案を示すことで、そうした批評的視座を提供するものにもなっています。このメモの回覧を続けることで、受講生とマンガの評価軸を共有し、マンガについて新しい議論が生まれる場を作っていきたいと思っています。

ひらめき☆マンガ教室第2期 課題7ネーム・完成稿 さやわかコメント

SCHEDULE

スケジュール

日程 テーマ 1限目 2限目 3限目 講師
さやわかより課題の提示
6月8日(土) ひらめき1
導入
17:00-18:00
ガイダンス
18:15-21:00
イントロダクション
さやわか
6月9日(日) ひらめき2
ひらめきとは
15:00-16:00
講義
16:15-17:45
課題1・ネーム講評
18:00-19:00
課題1・ネーム講評
米代恭・金城小百合・さやわか
7月13日(土) 着想1
読ませる
17:00-18:00
講義
18:15-19:45
課題2・ネーム講評
20:00-21:00
課題1・完成稿講評
おかざき真里・さやわか
8月3日(土) 着想2
画面を作る
17:00-18:00
講義
18:15-19:45
課題3・ネーム講評
20:00-21:00
課題2・完成稿講評
武富健治・さやわか
8月11 日(日) 合同授業
新芸術校×
ひらめき☆マンガ
教室
15:00-18:30
講義・ワークショップ
黒瀬陽平・さやわか
※新芸術校との合同授業を予定
9月14日(土) 着想3
共感
17:00-18:00
講義
18:15-19:45
課題4・ネーム講評
20:00-21:00
課題3・完成稿講評
師走の翁・さやわか
9月15日(日) ひらめき3
振り返り①
15:00-18:30
講義・ワークショップ
大井昌和・さやわか
10月20日(日) 展開1
キャラクター
15:00-16:00
講義
16:15-17:45
課題5・ネーム講評
18:00-19:00
課題4・完成稿講評
きらたかし・さやわか
11月17日(日) 展開2
演出
15:00-16:00
講義
16:15-17:45
課題6・ネーム講評
18:00-19:00
課題5・完成稿講評
みずしな孝之・さやわか
12月7日(土) 展開3
感情
17:00-18:00
講義
18:15-19:45
課題7・ネーム講評
20:00-21:00
課題6・完成稿講評
ルネッサンス吉田・さやわか
12月8日(日) ひらめき4
特別講義
15:00-19:00
講義・面談
さやわか
1月18日(土) 応用1
マンガ家
17:00-18:00
講義
18:15-19:45
課題9・ネーム講評
20:00-21:00
課題7・完成稿講評
浅野いにお・さやわか
2月9日(日) 中間発表 「COMITIA131」に参加(課題8)
2月22日(土) ひらめき5
振り返り②
17:00-21:00
講義・ワークショップ
大井昌和・さやわか
5月23日(土) 応用3
没入性
13:00-14:00
講義
14:15-15:45
最終課題・ネーム講評
16:00-17:00
最終課題・ネーム講評
伊藤剛・さやわか
5月30日(土) 応用2
ネット
13:00-14:00
講義
14:15-15:15
課題9・完成稿講評
15:30-17:00
課題10・完成稿講評
横山了一・さやわか
5月31日(日) ひらめき6
振り返り③
15:00-18:30
講義・ワークショップ
西島大介・さやわか
6月27日(土) 第3回 ゲンロンひらめき☆マンガ大賞選考会(最終講評会) 武富健治・ブルボン小林・
金城小百合・さやわか

やむを得ない事情により、日程を変更する場合がございます。その際はあらかじめ、メール等でご連絡を差し上げます。

LECTURERS

講師

さやわか

さやわか

1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。ゲンロン ひらめき☆マンガ教室主任講師。『クイック・ジャパン』『ユリイカ』などで執筆。「LINEマンガ」に連載中の『キューティー・ミューティー』の原作を担当。著書に『僕たちのゲーム史』、『一〇年代文化論』(星海社新書)、『AKB商法とは何だったのか』(大洋図書)、『キャラの思考法』(青土社)がある。近著に『文学の読み方』(星海社新書)、『文学としてのドラゴンクエスト』(コア新書)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)など。
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ゲスト講師

米代恭|よねしろ・きょう

1991年生まれ、東京都出身。美大在学中に描いた漫画がアフタヌーン四季賞で佳作受賞。大学を中退し、2012年に受賞作『いつかのあの子』で短編デビュー。同年、『おとこのことおんなのこ』で長編デビュー。2015年から2018年4月まで、SFと不倫をテーマにした『あげくの果てのカノン』を「月刊!スピリッツ」で連載。
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おかざき真里|おかざき・まり

多摩美術大学卒、広告代理店博報堂を経てフリー。 『サプリ』月9ドラマ化、『渋谷区円山町』映画化、『彼女が死んじゃった。』(原作一色伸幸氏)日テレ土9ドラマ化等。 スペイン、イタリア、台湾、韓国、ポルトガルなどで出版されている。 現在 祥伝社FEEL YOUNG『かしましめし』、小学館月刊!スピリッツ『阿・吽』連載中。
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武富健治|たけとみ・けんじ

1970年生まれ。代表作『鈴木先生』『掃除当番(短編集)』『惨殺半島赤目村』「火花」(原作:又吉直樹)。最新作『古代戦士ハニワット』を漫画アクションにて連載中。
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黒瀬陽平|くろせ・ようへい

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城噓らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、瀬戸内国際芸術祭2016「鬼の家」、「カオス*ラウンジ新芸術祭2017 市街劇『百五〇年の孤独』」(2017-18年)など。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。
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師走の翁

師走の翁|しわすのおきな

成年向けのエロ漫画を描いて20数年。代表作は『シャイニング娘。』『ピスはめ!』『ヌーディストビーチに修学旅行で!』
最新作は『円光おじさん』その他各種イラストレーターとしても活躍、趣味のDJ活動で出演することもある。
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きらたかし

1970年生まれ、兵庫県宝塚市出身。大阪芸術大学卒業直前に少年サンデーで新人漫画賞入選。卒業後に上京し、長いアシスタント生活を経て32歳でヤングマガジンちばてつや賞で『赤灯えれじい』が大賞を受賞。そのまま連載作品となる。
その他に『ケッチン』『凸凹DEKOBOKO』『ハイポジ』など。
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大井昌和|おおい・まさかず

第三回電撃ゲームコミック大賞銀賞
月刊電撃コミックガオ!にて『ひまわり幼稚園物語あいこでしょ』でデビュー。
主な作品は『ちぃちゃんのおしながき』『おくさん』『明日葉さんちのムコ暮らし』『ヒメコウカン』など。
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みずしな孝之|みずしな・たかゆき

漫画家。1991年『まんがスポーツ』にて『混セでSHOWTIME』でデビュー。主な作品は『いとしのムーコ』『いいでん!』『ササキ様に願いを』『幕張サボテンキャンパス』など。
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ルネッサンス吉田|るねっさんす・よしだ

2005年デビュー。『茜新地花屋散華』『甘えんじゃねえよ』『淋座敷空慰』『恋のシャレード』『ひもとくはな』『あんたさぁ、』など、単行本多数発表。
『愛を喰らえ!!』で2014年(第18回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。現在、講談社「コミックDAYS」にて『中年卍』を連載中。
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浅野いにお|あさの・いにお

漫画家。1980年生。1998年デビュー。代表作に『ソラニン』『うみべの女の子』『おやすみプンプン』『零落』など。他にイラストレーションなど多数。現在ビッグコミックスピリッツにて『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を連載中。【写真:moco】
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横山了一|よこやま・りょういち

漫画家。1978年、北海道生まれ。
2002年、「週刊ヤングマガジン」にて『熱血番長鬼瓦椿』でデビュー。
代表作に『戦国コミケ』、『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』、『北のダンナと西のヨメ』など。
きょうの横山家
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伊藤剛

伊藤剛|いとう・ごう

1967年名古屋市生まれ。名古屋大学理学部卒。マンガ評論家。東京工芸大学マンガ学科教授、武蔵野美術大学非常勤講師。著書に『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(星海社新書)、『マンガは変わる』(青土社)など。共著書に『マンガを「見る」という体験―フレーム、キャラクター、モダン・アート』『マンガ研究13講』『マンガ視覚文化論』(いずれも水声社)などがある。2015年より大分県立美術館ほか巡回「『描く!』マンガ展」監修。
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西島大介|にしじま・だいすけ

1974年東京生まれ。2004年に書き下ろし長編コミック『凹村戦争』(早川書房)で漫画家デビュー。同作は平成16年度第8回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品となり、またこの年に星雲賞アート部門を受賞。代表作に『世界の終わりの魔法使い』(河出書房新社)『すべてがちょっとずつ優しい世界』(講談社)『ディエンビエンフー』『ディエンビエンフーTRUE END』(小学館/双葉社/simasima)など。2009年にさやわかと「西島大介のひらめき☆マンガ学校」を講談社を母体にスタート。キャラクター・デザイナーとして読売テレビ60周年キャクター「シノビー&ニン丸」、ベルナール・ビュフェ美術館45周年キャラクター「ビュフェくん」などを手がける。「DJまほうつかい」名義での音楽活動やアーティストとしての個展も多数開催。青葉市子らとのプロジェクト「すべてがちょっとずつ優しい世界」としても活動する。現在、初の週刊連載となる「歯くん(仮)」、原作と音楽を担当する「迷ゐゴ」を準備中。
Daisuke_Nishijima_portfolio
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金城小百合|きんじょう・さゆり

1983年生まれ。秋田書店に入社後、小学館に転職。入社3年目に立ち上げた『花のズボラ飯』が「このマンガがすごい!」オンナ編1位、マンガ大賞4位受賞、TVドラマ化など話題に。その後、漫画誌「もっと!」を創刊、責任編集長を務める。その他、藤田貴大主宰の「マームとジプシー」によって舞台化された『cocoon』、TVドラマ化作品『プリンセスメゾン』 、『あげくの果てのカノン』などを担当。現在、スピリッツ編集部に所属しながら、ファッション・カルチャー誌「Maybe!」の創刊、編集にも関わっている。【画:水沢悦子】
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ブルボン小林|ぶるぼん・こばやし

1972年生まれ。「なるべく取材せず、洞察を頼りに」がモットーのコラムニスト。2000年「めるまがWebつくろー」の「ブルボン小林の末端通信」でデビュー。現在は「朝日新聞」夕刊(関東、九州、北海道)、「女性自身」などで連載。小学館漫画賞選考委員。著書に『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(ちくま文庫)、『増補版ぐっとくる題名』(中公文庫)、『ゲームホニャララ』(エンターブレイン)、『マンガホニャララ』(文春文庫)、『マンガホニャララ ロワイヤル』(文藝春秋)など。【画:藤子不二雄Ⓐ】
ブルボン小林公式サイト
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ひらめき☆マンガ学校

ひらめき☆マンガ学校「誰でもマンガ家になれる」「マンガを描くのではない。そこにある何かを、そっとマンガと呼んであげればいい」をテーマに2009年より講談社BOXでスタートした実践的・実験的なマンガ創作講座。講師はマンガ家の西島大介および批評家のさやわか。ふみふみこ(『ぼくらのへんたい』)、谷川イッコ(『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』)、しまどりる(『レッドドラゴン』)、米代恭(『あげくの果てのカノン』)など多彩な才能を輩出し、また初期には今日マチ子や大谷能生も受講した。2010年以降は独自の創作理論を擁するプロジェクトとして東京工芸大学やDOMMUNE、2.5D、日本SF大会など場所を問わず出張講義を開催。現在は比治山大学短期大学部マンガ・キャラクターコースでも、西島×さやわかで「ひらめき☆マンガ学校」として非常勤講師を継続して務めている。2009年から2010年の1学期、2学期に相当する講義内容は2冊の書籍としてまとめられている(講談社BOX刊)。

ゲンロンスクールの「ひらめき☆マンガ教室」は、ひらめき☆マンガ学校のこれまでの活動をリニューアルしつつ継続するものである。ネットを活用しつつ、多彩なゲスト講師による講義とネーム審査をへて、新しい漫画家を育成する講座である。

 

受講生の声

※名前をクリックすると各受講生の作品ページをご覧いただけます。

 

辻恵
(第2期受講生)
私は受講前にデビューしていたのですが、自分が描くものが誰に読まれ、誰が喜ぶのかを分かっていませんでした。「マンガ」は私の欲求を満たすものでしかなかった。結果、デビュー後は誰に向かって何を描けばいいのか分からず苦しむことになりました。ここは、自分が描いた「マンガ」は誰が読み、誰が喜ぶか。そのためには何をするのか、考えられる場所です。そして、もし悩んでも一緒に考えてくれる人がいる。そのためには悩みを言葉にし伝える必要があります。それを乗り越えることがとても大切だと学びました。

中山 墾
(第2期受講生・ゲンロンひらめき☆マンガ大賞受賞)
マンガを描けるようになりたいと思い、参加しました。マンガはほぼ描いたことはありませんでした。ど素人です。講義でたくさんの言葉を受け、その意識は徐々に変わり、自分の描くものも変わっていきました。遠くにいるたくさんの人に読んでもらいたいと思うようになりました。この教室では、自分にとってマンガとは何なのかを真摯に考えることを問われます。「マンガはコミュニケーションだ」という言葉が強く印象に残りました。小学校の教室で、友だちの反応を見ながら描いていた素朴な原点がよみがえりました。いつどこでどんな人が、どんなメディアで読むものなのかを考えて、頭の中の読者とコミュニケーションをとりながら、つくる大切さ。教室という場所で、ともにマンガに取り組む人たちがいることが心強くなりました。内輪で褒め合うためでなく、外の世界に出ていくための場所。そんな場を持たせてもらえたことに感謝しています。

 

やまだ 亜麻
(第2期受講生・選考委員特別賞 さやわか・金城賞受賞)
ずっと自己流でマンガを描いていたので「もっとマンガのことが知りたい」と思って受講したのですが、マンガを作る技術だけでなく、人とのコミュニケーションもマンガ家になるための大事な要素だということを学びました。講師の先生方に背中を押していただき、自分にはできないと思っていた出版社からのマンガ賞をいただけたことも、一人じゃ絶対にできなかったことでした。マンガを描く仲間ができたことも、本当にありがたかったです。体力はいりましたが、受講して良かったです。マンガの筋力を鍛えていただき、ありがとうございました!
 

土屋耕児郎
(第2期受講生・選考委員特別賞 武富・ブルボン賞受賞)
最終講評会は大げさでもなんでもなく、僕の人生の中でも大きな出来事でした。詳しくは動画を見てもらうとして、僕が「ひらめき☆マンガ教室」を受講した動機は、色々とありますが一番はゲンロンが好きということでした。そんな動機なので、これまで絵も描いたことはなく、始まる前はまっさらな素人でした。(過去作を見てください。それはそれはひどい出来です。)そんな僕でも最終講評会に選出され、さらには特別賞までいただきました。ここまでやれたのは、気合いと根性で毎回ベストを尽くし、講義の動画を繰り返し見たからだと思います。僕みたいなど素人からプロの漫画家までためになる懐の深い教室です。これからも漫画描いていきます。

APPLICATION

募集概要

定員

正規受講生 25名
聴講生 15名

※通年での募集となります。
※先着順での受付となります。定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。

募集期間

2019年4月15日(月)− 2019年5月13日(月)

正規受講料

280,000円(税別)コミティア参加費・同人誌制作費・修了作品選考料を含む
※ゲンロン友の会第9期会員および、応募時点でゲンロンスクール(新芸術校/SF創作講座)を受講中の方、およびひらめき☆マンガ教室第2期、批評再生塾第4期受講生の方には割引が適用されます。割引金額は5,000円です。割引の併用はできません。

聴講料

140,000円(税別)
※聴講生は、各回の講義を会場で聴講することができますが、課題を提出したり、講評を受けたりすることはできません。最終講評会についても同様です。
※ゲンロン友の会第9期会員および、応募時点でゲンロンスクール(新芸術校/SF創作講座)を受講中の方、およびひらめき☆マンガ教室第2期、批評再生塾第4期受講生の方には割引が適用されます。割引金額は5,000円です。割引の併用はできません。

お申込み

ゲンロン ひらめき☆マンガ教室の受講を希望される方は、受講規定をお読みになってから、下記リンクよりゲンロンショップの申込み商品をご購入ください。
銀行振込をご希望の方は、商品を注文後、1週間以内に受講料全額(消費税込)をご入金ください。入金が確認でき次第、手続き完了となります。振込手数料は申込み者の負担とさせていただきます。
クレジットカードでの決済を希望する方は、ゲンロンショップの指示にしたがい、手続きを終えてください。決済終了が確認でき次第、手続き完了となります。
どちらの場合も、入金が確認されない場合は、申込みはキャンセルとさせていただきます。
定員に達し次第、募集は締め切らせていただきます。

受講までの流れ

授業開始日は6月8日(土)です。事前にメールにて初回授業のご案内を差し上げます。

受講規定

受講資格 ゲンロン ひらめき☆マンガ教室の受講資格に、年齢、性別、国籍、学歴、活動歴の制限はありません。ただし、未成年のかたは一部の授業への参加をご遠慮いただく場合がございます。
使用言語 授業は日本語で行われます。
授業期間 授業期間は2019年6月から2020年5月の1年間です。
受講手続 ゲンロンショップより申込みを行ったのち、受講料の納入が確認された時点で受講手続きが完了するものとします。受講手続は申込み順で行われます。また、受講の申込みをもって本受講規定に同意したとみなされるものとします。受講手続き完了時にはメールで連絡いたします。
定員 定員は正規受講生25名、聴講生15名です。ただし、応募数が最小人数に満たないときは開講しない場合があります。最小人数は別途告知いたします。
スケジュール 授業日・授業時間は別途ウェブサイトに明示いたします。
撮影・放送 授業の一部はネットで期間限定で中継されることがあります。受講者には、欠席時自習や復習のため、受講期間のあいだ有効な視聴権限を付与します。ゲンロンは記録および広報のため、授業風景を予告なく静止画あるいは動画で撮影することがあります。撮影を希望しない受講生はその場で必ず申し出てください。
メーリングリスト 授業についての連絡は、公式メーリングリストを用いて行います。公式メーリングリストには、特にお申し出のない限り、お申し込み時のメールアドレスを登録いたします。お申し込み時のメールアドレスとは別のアドレスの登録を希望される場合は、その旨あらかじめご連絡ください。
受講料
    • 金額
      受講料は別途ウェブサイトに明示いたします。正規受講生の受講料には、コミティア参加費・同人誌制作費・修了作品選考料が含まれます。
    • 納入方法
      受講料は、現金、銀行振込、所定のクレジットカードのいずれかにて、全額を一括でお支払いください。
    • 割引
      申込み時点でゲンロン友の会会員の方、また現在「新芸術校」「SF創作講座」のいずれかを受講中の方、および「ひらめき☆マンガ教室第2期」「批評再生塾第4期」受講生の方には、受講料の割引が適用されます。割引額は5000円になります。割引の併用はできません。
    • 返金
      納入された受講料はいかなる事情があっても返金いたしません。ただし、主催者・講師の事情で授業が中止になった場合はそのかぎりではありません。
    • 分納
      分納は受け付けておりません。ただし、クレジットカード利用の場合は、クレジットカード会社の規約にしたがった分割払い等が可能な場合があります。詳細はクレジットカード会社にお問い合わせください。
在籍証明 教程の3分の1以上を欠席した場合は、在籍したと認められない場合があります。
注意事項 自己の受講資格および在籍資格を第三者に譲ることは、いかなる場合も認められません。設備・機材を破損する、授業を妨害する、講師陣の中傷を行う、営業を妨害するなど、当社に不利を及ぼす行為をした生徒は、当社の判断により除籍・退学となる場合があります。その場合も受講料の返金は行いません。
ゲンロン ひらめき☆マンガ教室は学校教育法が定める学校や各種学校ではありません。

申し込みフォーム

受講受付は終了いたしました。

お問い合わせ

ゲンロン 担当 堀内、松井
info[at]genron.co.jp