梗 概
わたしのクリスタル
SF創作講座事務局よりお知らせ(2018.10.10)
当作品は改稿の上、デビュー作『うつくしい繭』(講談社より刊行予定)に所収されます。そのため、本サイトでの公開を中止しております。
文字数:91
内容に関するアピール
講座の間、二度梗概を選出していただく幸運に与かりました。選出してくださった講師は、宮内悠介さんと円城塔さんといういわゆる純文学と呼ばれるフィールドでもご活動されているおふたりで、また、提出した実作の講評を担当してくださった法月綸太郎さんと小川一水さんからは、頭の下がる丁寧なご指導と共に、「SFにこだわらなくてもいいのではないか」という評をいただきました。
「SFを学ぶことで、ひとりでは書き得なかったと思える強い小説を書けるようになりたいです」と自己紹介文に書いて参加した講座ではありましたが、自分はやはりSFに向いていないということなのかもしれないとも思えます(暗い気持ち)。それでも、この講座でこれまで知らなかったSFとSF的ものの見方に出会えたこと、多くの素晴らしい作品を知ることができたことは自分にとって大きなことであり、片恋であっても、最終作品もSFにこだわって提出したいと考えました。
この一ヶ月は、SF小説を始め、意識や進化、脳の本などを読み漁って、ずっと梗概を考えていたのですが、最終提出作ということで気負いすぎているのか、まるきりお話が出てこず苦しみました。この梗概は、先生方からの講評を頂いたうえで再考し、全くちがうものに変更することも検討しています。ただどうするにせよ、東さんが初回の講義でおっしゃった「センスオブワンダー」、飛浩隆さんがゲンロンカフェの鼎談でお話されていた「思わず出てきたもの」に肉薄することを目標に、自分なりの「SF」を書きあげて提出したいと思います。
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