櫻木みわ

九州の山に生まれ、タイ、フランス、東ティモールに住みました。現在は東京の新聞社で契約社員として働きながら、小説を書いています。「この講座を通して、ひとりでは書き得なかったと思える強い作品を書きたいです」と自己紹介文に書いて、受講を始めました。ＳＦの素養が皆無の、「自分などが参加してもいいんだろうか」と不安に駆られる状態でしたが、講座を通して、素晴らしいＳＦ作品に出会えたこと、それまでとは異なる視点を得られたことは、自分にとって大きな収穫でした。 ゲンロンＳＦ新人賞の最終候補作に選んでいただいた最終実作は、この講座を受けなかったら、ぜったいに書けなかったものです。大森望さんを始めとする講師の方々、お話をして下さった編集者の方々、多くの学びを与えてくれた（非）受講生の皆さん、そして山の小猿のような子どもだった私に、小説の素晴らしさを教えてくれた亡き父に感謝します。twitter@pinako45