完成稿
あめのうた
完成稿に関するアピール
おかざき先生にネームの講評の時、「最初の数ページでラストの「ありがとう」のコマが想像できる」と言われ、良い意味で読者の予想を裏切らないといけないのだなと勉強になりました。
またその際に「16pだったらお社の中で済む話の方が場面転換で目まぐるしくならない、例えば片方が着替えをするところに遭遇して二人の関係はどうなるか」といったようなアドバイスをいただき、他のアイディアが全然思い浮かばなかったのでそのまま着替えをするネタを使わせていただきました。
キャラクターに関しては、女の子はネームだとミステリアスさが薄れキャラがぶれているとさやわか先生にご指摘いただいたので、完成原稿の際には「ちょっと変わった女の子」というスタンスがなるべく崩れないように直しました。また「ムクチ」というあだ名なら「水無口」でミナクチの方が良いのでは?と聴講生のtokatokaさまからご提案いただいたのでその案もそのまま使わせていただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
男の子に関してはネームと少し変わって、女の子をムクチと囃し立てたクラスの男子達もミックスしたようなキャラクターにしました。そしてネームよりモノローグの主が男の子であることがわかりやすいように、より男の子目線で展開させました。
男の子は最初からずっとドキドキとしていて心の爆発が4pめの1コマめである気もするのですが、冒頭からずっと心臓が鳴りっぱなしの状態でリズムとしては一緒なので、静かな心の爆発として15pの女の子の「ドキドキした」ことの同意で「ヒュン」と1拍おけたところかなと思います。
最初の数ページでラストの展開が読めてしまうことに関して、今回その予想を裏切ることができたかはちょっと自信がないのですが、雨降りの冒頭の時と雨上がりのラストの時で二人の関係性が少し変わったことを示唆できていたら良いなと思います。
文字数:783
ネーム
あめのうた
ネームに関するアピール
おしゃべりで気のいい男の子と口下手で不器用な女の子の話です。
プロットの段階では女の子の目線でエピソードなど考えたのですが、
ネームになると内向的なキャラクターのせいか動かしにくく、
男の子に切り替えて作り直しました。
(そのせいで心の爆発、という軸が男の子か女の子かちょっとぶれてしまった気もします)
クライマックスシーンは女の子がありがとうと言う14pと15pです。
目線キャラが男の子の場合このままの描き方でびっくりしている心情が伝わるのか気になっています。
どうぞよろしくお願いします。
文字数:240