ネームに関するアピール
想定掲載媒体はガンガンオンラインです
想定している読者層は10代から20代の男性
当初、ガンガンジョーカーで企画を考えていました
高校生設定でしたが、生活環境的に不自由が多く
物理的に離れられないという設定上、連載企画としては進行に無理が出て来てしまう為
大学生で企画をやり直しました
しかしガンガンジョーカーでは想定読者層の兼ね合いからか
高校生までの作品が非常に多く、大学の設定は企画として通すのが難しそうな印象を受けました
外部電源的に一定時間接続を解除できる設定も考えましたが
「物理的な赤い糸」というコンセプト的に、切れてしまうのは本末転倒なので
掲載誌を変える選択をしました
想定読者を考えると男性主人公の方が無難とも思いましたが
「受け入れられない」というやり取りでラブコメのシステムを考えていたので
女の子主人公で男性読者に楽しんで貰えるように工夫しました
体は繋がっているのに、話の噛み合わない二人が
最後に初めて心が繋がったような錯覚を覚える
それは心の爆発とも言える瞬間的快楽で
そこをクライマックスと設定しました
この漫画において、子どもを助けようとして死にかけたという事実は
とても重要なキーでしたが
この漫画の面白い部分は、主役二人のやり取りなので
出会う前にページを割くことは避けたいのと
あまり劇的にしてしまうと肝心なシーンの印象が薄れてしまうと考えました
そこで記憶がない状態から、他者からの情報、現場の状況など
登場人物のやり取りの中から、事故の事実を主役の女の子と読者に分かってもらえるように構成しました
今回は今までの漫画制作の中で
企画に一番時間をかけた作品になりました
今出せるチカラは全て出せたかなと思います
文字数:700