ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 公式サイト

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課題一覧

こころよるやま

媒体はネーム時と変わらず、コミックビームを想定しています。

ネームからの修正点は、主人公の孤独な状況がわかるページを増やしたのと、全体的には演出とコマ割りによってキャラを立たせられるように意識しました。

1年間で、自分の現段階で取り組むべき課題は絵作りだと分かったので、そう言う意味では最終課題として色々と工夫ができました。
1年間ありがとうございました!

ルナシスヲエーコ

スクウェア・エニックスの新人賞、
ないしは集英社系の青年誌の月例賞に応募するための作品として描きました。
「この世に友達なんて関係性は存在せず、共通の目的や理念を共有した一時的な関係性が存在するだけ」
というテーマを元に、
友達がいなくてつらい、とか世の中になにも信じられるものがなくてつらい、的な気持ちを抱えた人を
設定だけ過度に誇張したり反転させてみたりしたらどうなるかな?と思って描きました。

親殺しの館

1.作品のテーマ

この作品のテーマは、「環境への怒りという感情の未熟性」です。

とりわけ人生の中で新しい段階に進もうと思った時、許容し難い環境への不満というものは、一度受け入れた上で行動する必要があると思っています。
そしてそれができるようになった瞬間、人はひとつ大人になり、成長するのだと考えています。

この抽象的な概念を表現するために、以下のモチーフを採用しました。
・「親」…おそらくほとんどの人間が最初に直面する「環境」
・「面接試験」…「人間性」というものが初めて直接的に試される(人が多いと思われる)ステージ
・「環境への不満」…「親を殺す小説を連載する」という行為
・「同じ執着に囚われている存在」…上記小説のファン(キラル)

主人公は自身の不遇の原因を「親」という存在に求め、激しい怒りを抱くことで、一種の現実逃避を行っています。
しかし、ある出来事によって、同じような執着に囚われていた人物を目の当たりにし、
自分の生き方を見直すことになる、というお話です。

昔から、テレビやワイドショーに代表される広告媒体は、政治家やタレントの不祥事を放映するなど、
世界の悲観的な面をクローズアップし、「怒り」の感情を煽ることで視聴率を稼いできた面があると思っています。
昨今は、twitterなどネットでも怒りの声を吐き出し合う風潮が高まっていると感じます。

この作品を発表することで、読者には今一度、「環境に対して怒りを向けること」について、
未熟性の観点から捉え直すきっかけを持ってもらいたい、という思いがあります。

 

2.想定媒体

想定媒体は、モーニングです。
また、ちばてつや賞への応募を考えています。

理由は、この作品は上記のとおり社会性の強い話題を扱っており、
そういった話題と親和性の高い媒体として、まずモーニングを。

ちばてつや賞に応募するのは、現在モーニングが開催している2つの新人賞
「月齢賞」「ちばてつや賞」の2賞の過去の受賞作を調査したところ、
「月齢賞」の受賞作はどちらかというとエンタメ色が強く、
「ちばてつや賞」の受賞作はある特定の人物の「生き様」を通して社会的なテーマを
訴えている作品が多く、よりこの作品との親和性が高いと感じたからです。

 

3.アピールしたい場所

アピールしたいのは以下3点です。

A.抽象的な題材を、1.に示したような、具体性のあるモチーフに落とし込んで、エンタメとして整理し切ったこと
B.可読性を突き詰めたコマ割
C.扉絵

 

A.については既に説明済みなので省きます。

 

B.については、
全ページ、自分が構築した視線誘導のロジックに基づいて設計を行ったこと、
ほぼ全ページ、次のページへの誘導を何らかの方法で行っていること
から、かなり読みやすく、ページをめくりやすい漫画になっているのではないかと思います。
「可読性」を、自分の漫画で特に技術的に強い部分としてアピールしたいです。

 

C.については、
まず、この絵一枚で

・小説を書いて人を殺していること
・それをすることで主人公は甚大なダメージを受けているが、それに無自覚(もしくは気づこうとしていない)であること。
・窓等がはめ殺されて誰も入ってこれないはずの「館」に、来訪者(キラル)が入り、物語の開始が予見されること。

この3点を説明しています。
キラルについては、シルエットで正体を隠しました。

また、視線誘導によって、最後にキラルのシルエットが見えるように設計されているので、
通常のページと同じように、次のページに流れていきやすい構造になっています。
(最後にキラルのシルエット上を視線が通過し、そのまま次のページに視線が流れやすいように設計されている)

以上の理由から、この扉絵は2ページ目に配置される扉絵として、完成度の高さをアピールしたいと思います。

 

よろしくお願いいたします。

蔓延性フラットライナーズ

掲載想定の雑誌はアフタヌーンでネームからの変更点はほぼありません。
作画に関しても特に何もないのでネームの振り返りを少しします。

この作品は少し前に描いたネームを掘り起こしたものなのですが良い点も悪い点も非常に自分らしいネームだなと思います。
極端に悪いやつもいいやつも出てこないすごく些細な人間関係の変化やざわざわした感じなど、よく言えば繊細な感情を拾っているし、悪く言えば地味です。
自分はこの一年ひらマンに通ってきて自分の弱点は「サービス精神の乏しさだ」と感じ始めていて(前回提出の作品が一番そこに意識を割きました)、そういった意味ではもう少しストーリーの展開や、キャラデザ、演出などなど読み手に届きやすいように工夫していくことができると、持っていた良い部分を保ったまま当初の想定より多くの読者に呼んでもらえる作品になり、商品として他人にお勧めできるものになりそうだな、などと感じました。
あとセリフの多さは60p超のネームを圧縮したことによるもので、「これくらいセリフある漫画もあるだろ」くらいに思っていましたが絵が入るとより画面が窮屈そうになっていてさすがに多いかと思いました。

君が望むこと

22pの表情が印象的なるように描きました。

 

今後もマンガを描き続けたいので、この作品も何か描くのきっかけになればと思います。

コンビニエンス

最終課題の完成原稿です。

 

想定する掲載媒体はビッグコミックオリジナル増刊号です。

 

特にとりえもなく、けど自分なりに何か考えている、けどそれも別に的を得ているわけじゃないんだと思う、ふつうの人にむけて描きました。

 

読み切りです。

 

 

 

想定読者は40歳前後の男性です。

 

 

 

具体的には、

 

いちど東京など都会に出て、いろいろあって地方にもどった人です。

 

仕事は地方の街で働き、家庭もあるかもしれませんが、別にかっこいい人生でもないふつうの人です。

 

 

 

ビッグコミックオリジナル増刊号は、読み切りも多く読者に比較的大人の男性が多いイメージもあり、人生経験もある読者に読んでもらいたいです。

 

二期目のひらまんが終わりました。

今期は、個人的にたいへんな一年で、思うようには描けなかったですが最後には自分の中ではベストを尽くせたと思います。これまでの自分の作品の中でも一番良い出来だとも思ってます。

「振り返るとあそこで頑張ったから今がある」といつか思えるようにこの一か月で32ページ必死で描きました。限界まできていましたが、完成できたことを自信にしたいと思います。

まだまだなのは自覚もありますが、これからもどんどん描いていきたいと思います。

 

絵は苦手ですが、作劇や企画、ネームにはそれなりに自信もあります。ネーム原作でも一生懸命描きますので、編集者の皆様お声かけいただけるとうれしいです。

 

最後にひらまんのみんなともっと飲みたかったです。

さやわか先生、ゲンロンの関係者のみなさんありがとうございました。

 

ネームを見ていただき、励ましの言葉をかけていただいた武富先生に感謝したいと思います。

ありがとうございました。

価値

自分がなさすぎて、簡単に周りのものに自分の価値が揺るがされる主人公の話を描きました。

想定掲載媒体は、ヤングチャンピオン烈

想定読者は、高校生以上で、暗めのメンタリティを持っている人達です。

 

最終課題のネームを出したときに、あまり自分の個性が出ていないという指摘を受けました。自分の個性は、一見ほのぼのとした日常を送っているキャラが、実は暗いメンタリティを持っているというような話を描くことにあると思ったので、自分の描きたいことが一番伝わりやすいような形になるように、ネームとは何から何まで思いきって変えて描きました。