極力外側を見ずに、自分の内側だけを見て湧いてくるイメージをドローイングしました。湧いてきたイメージは恐らく小さい頃から外の経験を通じて見てきたものの中で、記憶に残ってきたモノや抽象化していった風景だと考えます。思い浮かぶものをスケッチブックに25枚ほど淡白にドローイングしていきましたがイメージが湧いてこなくなったので、時間の制約もありそれぞれのモチーフを横展開、シリーズ化していきました。それと並行して強く詳細に思い浮かぶイメージをＢ5のケント紙に数枚丁寧に描きました。マンガのようなドローイングになりましたが、現実の世界にはない風景になりました。この数枚のドローイングを描く上で意識したのは、モノや自然のオーラ、気の流れのような線をひたすら重ねていったことです。なぜそのような線を描いのか分かりません。それから自分が何を描こうとしているのか、何をしようとしているのか描きながら考えましたが、よく分かりませんでした。ただ満月が頻繁に出てきたので孤独がテーマとして背景にあると思います。

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