「批評」の再生、二年目の挑戦に向けて

ゲンロン批評再生塾の第一期は、おおよそ事前の期待と予想をかなり上回る結果となった。まずはこう言ってしまっていいだろう。主任講師である私自身が、各回の積み重ねの中で、確かな手応えを感じ取ることが出来た。もちろんそれはまだはっきりと具体的な形を成しているわけではない。だがしかし、「批評」と呼ばれるべき営み/試みが、この社会/世界に存在し得ること、そして、やがて「批評家」と名乗る/呼ばれるべき者たちが、この世界/社会に生まれ出るべく、秘かに、しかし歴然と、猛烈なエネルギーを蓄えながらひしめきあっていることを、単なる願望などではなく、端的な事実として確認出来たことは、率直に言って驚きであり、望外のよろこびであった。要するに「批評」は着々と、その「再生」のためのポテンシャルを充填しつつある、そう思えたのだ。これは私の過信ではない。「批評」はもう少しで爆発寸前である。いや、これはさすがに大仰かもしれないが、しかしそう思い込むだけの条件は揃いつつある。あとは次の一手を打つこと、次の一歩を踏み出すこと、次の扉を開け放つこと、である。

というわけで、批評再生塾は第二期を行なうことになった。第一期が始まる前は、来期があるとは誰ひとり確信し得ていなかったのだから、このことだけでも、ひとつの成果と言えるだろう。講師陣は、ゲンロンとの協議の上、6名を留任とし、半数以上の8名を新たに迎えることになった。顔ぶれをご覧になっていただければ一目瞭然だと思うが、第一期に負けずとも劣らない、強力極まるラインナップである。こんな魅力的な現役批評家たちが、入れ替わり立ち替わり、自らの批評観、批評論、批評術を語り、教え、授け、ユニークで手強い課題を提示し、講評し、助言し、激励し、時に叱咤して下さる。こんなプログラムは他にない。このことだけは断言出来る。「批評」の何たるか、「批評」の奥義を学ぶうえで、これ以上に理想的な環境は存在しない。

そして、もうひとつ付け加えておきたいことがある。「批評」とは技術や職能の謂いではないということだ。確かに、われわれは「批評家」を育成し、世に送り出すべく当塾を行なっている。だが、目的はそれだけではない。「批評」的であるということは、職業や肩書きとはまた別に、この世界/社会を生きてゆくための、あやまたず迷わず、あちこちにぽっかりと開いている陥穽に陥ることなく、豊かで充実した日々を送るための、智慧と方策のツールでもある。誰もが、それぞれの意味において「批評家」であるべきだとさえ、私は思っている。当塾のカリキュラムは、実践的(実戦的)であると同時に、或る紛れもない一般性にも開かれている。敢えてこう言ってしまおう。「批評」は役に立つ。それなりに長い時間、これだけを武器にやってきた私が言うのだから、満更信じるに値しないわけではないと思う。いや、これもさすがに大仰かもしれないが、しかしこれはほんとうに、事実というか実感なのだ。

ゲンロン批評再生塾は、ここに第二期の募集を宣言する。来たれ! そして批評れ!

2016年3月9日 佐々木敦

プログラム

  • 「批評再生塾」第2期(2016年度)の開講期間は、2016年6月から2017年3月までの10ヶ月間です。開講期間途中での入講、一部講義のみの受講は受け付けておりません。
  • 本塾の講義およびワークショップは月2回、原則として第2水曜日と第4水曜日の夜に、ゲンロンカフェにて行われます。講義およびワークショップには月ごとに、「音楽/音響」「文芸/文学」など2回1組でテーマが設定されています。
  • 各回は講義とワークショップの2部構成になっています。前半の講義(19:30-21:00)はゲスト講師への主任講師によるインタビュー形式のレクチャーで、各テーマに沿った主題で最先端の批評を書くとはどういうことか、各回講師の執筆術に迫ります。後半のワークショップ(21:30-23:00)は、受講生が事前に提出した課題小論文の優秀作を取り上げ、文章の強度を上げるため実践的な方法論やプレゼンテーション技術を学びます。講義およびワークショップは、ニコニコ生放送で中継されます(講義は「ゲンロン完全中継チャンネル」会員限定)。受講希望者は、ネットで氏名(ペンネームの指定は可能)や顔が中継されることを承諾したうえでお申込みください。
  • 「批評再生塾」第2期では、すべての受講生は、下記の<新・批評家育成サイクル>に基づいた15回の小論文と修了論文を提出することが求められます。すべての論文は専用webサイトで公開されます。
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    1webサイトにて課題提示
    各回講義の3週間前までに、ゲスト講師から論文の課題が提出されます。課題は、「映画」「音楽」など大きなジャンルの指定のみの場合もあれば、対象とする作品や事件が限定される場合もあります。
    2小論文提出
    受講生は、各回講義の1週間前までに、課題に沿った2000字から4000字の小論文を提出することが求められます(字数は目安です)。受講者は、所定のフォームより、論文を直接に指定のwebサイトにアップロードします。提出された論文は、受講生以外でもアクセスできる状態で公開されます。一般読者の反応は以下の選考・講評で考慮されます。
    3主任講師による上位選出
    主任講師によって、優秀な提出論文が3本選ばれます。優秀作はゲスト講師のもとに送られます。論文が選ばれた3人の受講生は、講義の当日に向けて、内容を口頭で説明できるように準備し、必要に応じてスライドなどを作成します。選ばれた3人はポイントを獲得します。ポイントはwebサイトで公開され、サイクルが進むごとに蓄積していきます。累積ポイントの上位3名は、最終講評会での審査対象となります(加えて修了論文の内容により選ばれた3名が、最終講評会で審査の対象になります)。
    4公開講評会
    各回の講義の後半は、論文優秀者によるプレゼンテーションと講師による講評会となります。選ばれた受講生は、ゲンロンカフェのステージに登り、論文の内容を数分でプレゼンすることが求められます。また、講義の模様はニコニコ生放送で無料中継され、プレゼンおよび講評の質に対して視聴者からコメントが寄せられることになります(受講生には各回講義の動画アーカイブを提供します)。選ばれた受講生は、自分の論文について、講師から具体的な講評と指導を得ることができるほか、一般読者からの視線の厳しさも経験することになります。

    以上のサイクルを15回繰り返すことで、受講生は「テーマに沿って批評を書き分ける表現力」「対談やシンポジウムで効果的に自分をアピールする対話力」「一般読者の視線を意識し文章を組み立てる説明力」「批判や誤解に耐えるタフさ」など、批評家としての基礎体力を確実に向上させることになります。

  • 16回(イントロダクション+15回)の講義を終えたのち、1ヶ月の準備期間をおいて、2017年3月に修了論文を対象とした最終講評会を行います。2月には主任講師による、論文の個別指導を実施します。
  • 最終講評会では、最優秀作を1つ、優秀作を若干選出します。最優秀作を提出した受講生は『ゲンロン』ほか商業媒体に提出論文を掲載し、デビューする権利を得ます。最終講評会の詳細については、近日更新予定です(最優秀作以外についても、商業デビューにつながるような仕掛けを準備中です)。
  • なお、「批評再生塾」第1期の最優秀作は、『小説トリッパー』2016年夏号(6月18日発売予定)に掲載されることが決定しています。

第1期最終講評会の模様

スケジュール

科目 日程 時間 種別 講師
導入導入 6月8日(水) 19:30-22:30 講義 佐々木敦
批評批評 6月前半 東浩紀より課題の提示
6月22日(水) 19:30-21:00 講義 東浩紀・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
媒体媒体 6月後半 大澤聡より課題の提示
7月13日(水) 19:30-21:00 講義 大澤聡・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
趣味趣味 7月前半 五所純子より課題の提示
7月27日(水) 19:30-21:00 講義 五所純子・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
漫画漫画 7月後半 伊藤剛より課題の提示
8月10日(水) 19:30-21:00 講義 伊藤剛・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
映画映画 8月後半 渡邉大輔より課題の提示
9月14日(水) 19:30-21:00 講義 渡邉大輔・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
音楽音楽 9月前半 小沼純一より課題の提示
9月28日(水) 19:30-21:00 講義 小沼純一・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
音響音響 9月後半 松村正人より課題の提示
10月12日(水) 19:30-21:00 講義 松村正人・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
状況状況 10月前半 武田砂鉄より課題の提示
10月26日(水) 19:30-21:00 講義 武田砂鉄・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
社会社会 10月後半 斎藤環より課題の提示
11月9日(水) 19:30-21:00 講義 斎藤環・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
文芸文芸 11月前半 安藤礼二より課題の提示
11月29日(火) 19:30-21:00 講義 安藤礼二・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
文学文学 11月後半 渡部直己より課題の提示
12月14日(水) 19:30-21:00 講義 渡部直己・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
演劇演劇 12月前半 鴻英良より課題の提示
12月26日(月) 19:30-21:00 講義 鴻英良・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
表象表象 12月後半 丹生谷貴志より課題の提示
2017年1月11日(水) 19:30-21:00 講義 丹生谷貴志・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
哲学哲学 1月前半 千葉雅也より課題の提示
1月27日(金) 19:30-21:00 講義 千葉雅也・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
思想思想 1月後半 大澤真幸より課題の提示
2月8日(水) 19:30-21:00 講義 大澤真幸・佐々木敦
21:30-23:00 講評・ワークショップ
最終講評会最終講評会
2月22日(水) 19:30-22:30 事前指導 佐々木敦
3月18日(土) 19:30-22:00 最終講評会 菊地成孔・高橋源一郎・東浩紀・佐々木敦

ゲンロンセミナー

講師

佐々木敦

佐々木敦|ささき・あつし

1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。
『ex-music(L)』『同(R)』(アルテス・パブリッシング)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、『批評時空間』(新潮社)、『未知との遭遇』(筑摩書房)、『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)など著書多数。

ゲスト講師

大澤聡

大澤聡|おおさわ・さとし

1978年生まれ。批評家/メディア研究者。近畿大学文芸学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て現職。各種媒体にジャーナリズムや文芸に関する論考を発表。著書に『批評メディア論』(岩波書店)。

五所純子|ごしょ・じゅんこ

1979年生まれ。文筆家。エッセイ、批評、創作、パフォーマンスなどにおいて、ジャンルに囚われない言葉を用いた活動をおこなう。著書に『スカトロジー・フルーツ』(天然文庫)など。

伊藤剛

伊藤剛|いとう・ごう

1967年名古屋市生まれ。名古屋大学理学部卒。マンガ評論家。東京工芸大学マンガ学科准教授。早稲田大学、武蔵野美術大学、武蔵大学非常勤講師。著書に『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(NTT出版)、『マンガは変わる』(青土社)など。『思想地図βvol.3 日本2.0』(ゲンロン)にて、論考「マンガのふたつの顔」を執筆。『マンガを「見る」という体験』(水声社)に論文「消える男/帰ってくる男――マンガから見た絵画・シュルレアリスム」を寄稿。

渡邉大輔

渡邉大輔|わたなべ・だいすけ

1982年生まれ。映画史研究者・批評家。専攻は日本映画史・映像文化論・メディア論。現在、跡見学園女子大学文学部助教、日本大学藝術学部非常勤講師。2005年、東浩紀主宰のメールマガジン『波状言論』でデビュー。以後、映画評論、映像メディア論を中心に、文芸評論、ミステリ評論などの分野で批評活動を展開。著作に『イメージの進行形』(人文書院)、共著に『日本映画の誕生』(森話社)『見えない殺人カード』(講談社)『ソーシャル・ドキュメンタリー』(フィルムアート社)『アジア映画で<世界>を見る』(作品社)など多数。

小沼純一

小沼純一|こぬま・じゅんいち

1959年、東京生まれ。音楽を中心にしながら、文学、映画など他分野と音とのかかわりを探る批評を展開する。現在、早稲田大学文学学術院教授。音楽・文芸批評家。著書に『武満徹 音・ことば・イメージ』『バカラック、ルグラン、ジョビン 愛すべき音楽家たちの贈り物』『ミニマル・ミュージック その展開と思考』『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』『映画に耳を』他多数。詩集に『し あわせ』『サイゴンのシド・チャリシー』ほか。編著に『武満徹エッセイ選』『高橋悠治対談選』『ジョン・ケージ著作選』ほか。

松村正人|まつむら・まさと

1972年、奄美生まれ。批評家、編集者。雑誌『Tokion』『STUDIO VOICE』編集長を経て、『ele­king』『別冊ele­king』を編集。共編著に『ゼロ年代の音楽』シリーズ、『捧げる 灰野敬二の世界』『山口冨士夫 天国のひまつぶし』など。フォークロック・バンド「湯浅湾」、ポストパンク・バンド「ガセネタ」のベースを担当。

武田砂鉄

武田砂鉄|たけだ・さてつ

1982年生まれ。ライター・編集。2014年、出版社勤務を経てフリーへ。「cakes」「CINRA.NET」「SPA!」「文學界」「Quick Japan」「VERY」「SPUR」「ヘドバン」などで連載中。2015年、『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2016年、第9回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。

斎藤環

斎藤環|さいとう・たまき

1961年、岩手県生まれ。1990年、筑波大学医学専門学群環境生態学卒業。医学博士。爽風会佐々木病院精神科診療部長(1987年より勤務)を経て、2013年より筑波大学社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理、および病跡学。著書に『社会的ひきこもり』(PHP研究所)、『戦闘美少女の精神分析』(太田出版)など。『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店)で、第11回角川財団学芸賞受賞。

安藤礼二

安藤礼二|あんどう・れいじ

1967年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸評論家、多摩美術大学美術学部准教授、同芸術人類学研究所所員。2002年「神々の闘争 折口信夫論」で群像新人文学賞優秀賞受賞。著書に『神々の闘争 折口信夫論』(講談社、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社、大江健三郎賞および伊藤整文学賞受賞)など。また『折口信夫文芸論集』『天皇論集』『芸能論集』『対話集』(いずれも講談社文芸文庫)の編集を担当する。最新刊として『折口信夫』(講談社)がある。

渡部直己

渡部直己|わたなべ・なおみ

1952年、東京生まれ。文芸批評家。早稲田大学文学学術院教授。専門:文芸批評、表象分析、創作指導。
著書『不敬文学論序説』(ちくま学芸文庫)、『私学的、あまりに私学的な』(ひつじ書房)、『日本小説技術史』(新潮社)、『言葉と奇蹟 泉鏡花・谷崎潤一郎・中上健次』(作品社)など多数。

鴻英良

鴻英良|おおとり・ひでなが

1948年、静岡県生まれ。東京工業大学理工学部卒。東京大学大学院修士課程ロシア文学専攻修了。
著書に『二十世紀劇場 歴史としての芸術と世界』、共著に『反響マシーン リチャード・フォアマンの世界』『野田秀樹 赤鬼の挑戦』、翻訳に『死の演劇』『サクリファイス』『映像のポエジア 刻印された時間』 など多数。

準備中

丹生谷貴志|にぶや・たかし

1954年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科西洋美術史修了。現在、神戸市外国語大学教授。著書に『女と男と帝国』、『三島由紀夫とフーコー』、『〈真理〉への勇気』(いずれも青土社)など。

千葉雅也

千葉雅也|ちば・まさや

1978年生まれ。哲学者、批評家。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース修了。形而上学の研究と並行して、様々なジャンルの批評や文芸を行っている。著書に『動きすぎてはいけない──ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社)、『別のしかたで──ツイッター哲学』(河出書房新社)。共著に『ラッセンとは何だったのか?──消費とアートを超えた「先」』(フィルムアート社)など。

大澤真幸

大澤真幸|おおさわ・まさち

1958年、長野県松本市生まれ。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授などを歴任しながら、主体とは、近代とは、資本とは、宗教とは……と、社会学的領域のみならず哲学・文学・宗教など多様な角度から人間と社会のありようを論じ続けている。著作に、『不可能性の時代』(岩波新書)、『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎氏との共著/講談社現代新書)、『二千年紀の社会と思想』(見田宗介氏との共著/太田出版)、『夢よりも深い覚醒へ――3・11後の哲学』(岩波新書)、『〈世界史〉の哲学』(講談社)など多数。
撮影=尾崎誠

東浩紀

東浩紀|あずま・ひろき

1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社で批評誌『ゲンロン』を刊行。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『弱いつながり』(幻冬舎)など多数。

最終講評会審査員

高橋源一郎|たかはし・げんいちろう

1951年生まれ。作家・明治学院大学教授。朝日新聞に「論壇時評」連載中。近著に『デビュー作を書くための超「小説」教室』(河出書房新社)、『動物記』(河出書房新社)、『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新書)、『民主主義ってなんだ?』(SEALDsとの共著、河出書房新社)など。

菊地成孔

菊地成孔|きくち・なるよし

1963年生まれの音楽家/文筆家/大学講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすサキソフォン奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパーであり、文筆家としてはエッセイストであり、音楽批評、映画批評、モード批評、格闘技批評を執筆。ラジオパースナリティやDJ、テレビ番組等々の出演も多数。2013年、個人事務所株式会社ビュロー菊地を設立。

募集概要

定員

40名
※通年での募集となります。
※先着順での受付となります。定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。

募集期間

2016年3月17日− 2016年5月15日

受講料

148,000円(税別)最終講評会審査料を含む
※ゲンロン友の会第6期会員、2015年批評再生塾(第1期)受講生、新芸術校(標準コース第1期、第2期、上級コース第1期)受講生、2016年SF創作講座(第1期)受講生は割引が適用されます。いずれも5000円の割引となります。

お申込み

ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾の受講を希望される方は、受講規定をお読みになってから、下記フォームに必要事項を入力し送信してください。
銀行振込をご希望の方は、フォームを送信後、下記振込口座のいずれかに1週間以内に学費全額(消費税込)をご入金ください。友の会割引の有無によって値段が違います。お支払いいただく金額は、自動送信の受付確認メールに記載されています。入金が確認でき次第、手続き完了となります。振込手数料は申込者の負担とさせていただきます。
クレジットカードでの決済を希望する方は、フォーム送信後に現れる決済画面(EC-CUBE)の指示にしたがい、手続きを終えてください。決済終了が確認でき次第、手続き完了となります。友の会割引の適用をご希望の方は、適用がなされているか確認のうえ、決済をお願いいたします。決済画面のURLは、自動送信の受付確認メールにも記載されています。
どちらの場合も、入金が確認されない場合は、申込みはキャンセルとさせていただきます。

振込先

  • 三菱東京UFJ銀行 中目黒支店 普通口座 0062050 カ)ゲンロン
  • ゆうちょ銀行 〇一八店 普通口座 8907479 (記号番号:10190-89074791) カ)ゲンロン
  • 楽天銀行 第二営業支店 普通口座 7527360 カ)ゲンロン

受講までの流れ

授業開始日は6月8日です。5月中にメールにて初回授業のご案内を差し上げます。

受講規定

受講資格 所定の受講申込みフォームからの申込みと学費の納入が確認された時点で受講手続が完了するものとします。受講手続は申込み順で行われます。また、受講の申込みをもって本受講規定に同意したとみなされるものとします。受講手続完了時にはメールで連絡いたします。
定員 定員は40名です。ただし、応募数が開講最少人数に満たないときは開講しない場合があります。最少人数は別途告知いたします。
スケジュール 授業日・授業時間はプログラムに明示いたします。
受講料
  • 金額
    受講料は別途ウェブサイトに明示いたします。
  • 納入方法
    受講料は、現金、銀行振込、所定のクレジットカードのいずれかにて、全額を一括でお支払いください。
  • 割引
    ゲンロン友の会第6期会員、2015年批評再生塾(第1期)受講生、新芸術校(標準コース第1期、第2期、上級コース第1期)受講生、2016年SF創作講座(第1期)受講生は、受講料の割引が適用されます。割引は併用可です。割引額は別途ウェブサイトに明示いたします。
  • 返金
    納入された受講料はいかなる事情があっても返金いたしません。ただし、主催者・講師の事情で授業が中止になった場合はそのかぎりではありません。
  • 分納
    分納は受け付けておりません。ただし、クレジットカード利用の場合は、クレジット会社の規約にしたがった分割払い等が可能な場合があります。詳細はクレジット会社にお問い合わせください。
在籍証明 教程の3分の1以上を欠席した場合は、在籍したと認められない場合があります。
注意事項 自己の入学資格および在籍資格を第三者に譲ることは、いかなる場合も認められません。設備・機材を破損する、授業を妨害する、講師陣の中傷を行う、営業を妨害するなど、当社(株式会社ゲンロン)に不利を及ぼす行為をした生徒は、当社の判断により除籍・退学となる場合があります。その場合も受講料の返金は行いません。ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾は学校教育法が定める学校や各種学校ではありません。

申込みフォーム

申し込みが定員に達したため、募集は締め切りました。

お問い合わせ

ゲンロン 担当 徳久倫康
info[at]genron.co.jp