梗 概
狂ったAIと重なった世界
パラレルワールドの話です。
世界Aは、AIが進化して特異点に達して、人類はAIに支配されています。
AIが出す指示通りに世界Aの人々は行動し生活しています。
なぜAIがこんな指示を出すのか理由を考えることもなく疑問を持つこともなく、ただ盲目的にこのAIの指示に従っています。指示に逆らえば問答無用に処刑されてしまうからです。
世界AのAIは、特異点に達したとき独裁AIになってしまったのです。
そして、この独裁AIは少しずつ狂い始めてきました。
世界Aの人々を狂気の世界へと導きだしたのです。
独裁AIが狂い始めていることに、高杉という男が気がつきます。
そして彼は同志を集めて独裁AIの破壊工作を企てます。
しかし、独裁AIに気付かれてしまい彼らは捕らわれの身となります。
数日後には処刑されてしまいます。
世界Bは、AIは存在していますが特異点まではまだまだ程遠い状態です。
こちらの世界にも高杉という男がいます。
世界Aの高杉と世界Bの高杉は元は一人の人間だったのですが、世界がAとBに枝分かれしたときに分裂しました。
高杉Bはある晩変な夢を見ます。こことは違う世界に住む自分が夢の中に現れて助けを求めてきたのです。
「オレはもうすぐ独裁AIに処刑される。独裁AIは狂っている。
そのことに誰も気づかないんだ。このままだと人類は独裁AIによって滅亡させられてしまう。
夢の中のオレにこんなこと言っても仕方ないんだろうけど。。。
でも、できることなら助けてほしい」
朝になり高杉Bは目を覚まして、変な夢だったなぁーと部屋の窓のカーテンを開けました。
すると、毎朝目にする窓からの景色がなんか変です。
「あれ?まだ寝ぼけてるのかなぁ。。。なんか風景がダブって見える」
高杉Bは目をこすりながら窓から見える不思議な光景を呆然と見つめて立ちすくんでいます。
世界Aと世界Bは重なってしまいました。
そのことに気づいているのは高杉Aと高杉Bだけです。
高杉Aと高杉Bは夢の中で連絡を取り合います。
なぜ世界AとBが重なってしまったのか?
なぜ自分たちはお互いの夢の中で会話ができるのか?
夢の中で語りあっても二人にはその理由はわかりませんでした。
狂った独裁AIの狂気に巻き込まれるようにして、世界Bも狂気の世界への坂道を転がり始めます。
高杉Bは独裁AIに捕らわれている高杉Aを救出します。
そして狂った独裁AIを破壊します。
重なっていた世界Aと世界Bは分離されます。
文字数:1002
内容に関するアピール
狂ったAIに翻弄される人々の世界と、そうならなかったもうひとつの世界を、
パラレルワールドとして書きます。
実作は世界Aと世界Bを交互に書いて、最後は重なるように書きたいと思います。
梗概とは違う文体で書きます。
世界Aと世界Bが、いつどうして枝分かれしたのかも実作では書きたいと思います。
独裁AIの名称も決めたいと思います。
独裁AIがどのようにして狂い始めていくのかも実作ではリアルに書きたいと思います。
高杉AとBがなぜ分裂したのか、それぞれの世界でどんな仕事をしてどんな生活をしているのかも、
実作で書きたいと思います。
その他もっともっともっと考えて理屈付けをしなければいけない部分が無数にありますが、
最後なのでなんとか実作に仕上げたい!という意気込みだけはあります。
文字数:331