完成稿
隣の女子大生にオタ活がばれてマンガを教えることになった件
完成稿に関するアピール
このマンガは、コミティアに出すCチームの合同誌に乗せる予定で考えました。
Cチームの基本方針が「かわいい女の子」で、想定読者にアフタヌーン読者(かわいいだけでなく、世界観もしっかり)があったので、過去のアフタヌーンの連載から参考になる作品を探し、主に岡戸達也さんの「DoLL」を参考にしました。
「DoLL」は元美術教師(?)の中年男性と、教え子の20代くらいの女性と、ダッチワイフが共同生活する不思議な距離感の作品ですが、女性が感情豊かでとてもかわいいです。
そして、コミティアに出す作品だから、マンガ制作をテーマにすれば興味を持たれやすいのではないかと(安易に)思い、Cチームでネームの前に提出した企画案に、「田舎で隠れオタ活をしている主人公(40代)のところへ、お盆で帰省した地元の女の子(大学生)が、主人公が昔描いた同人誌を持ってきてマンガを教えてと頼まれ、1作品を作るまでがんばる話」と書きました。
今考えると、自分の技量と経験から考えて、かなり無謀な企画を考えてしまったと思います。途中何度も迷走し、高校の漫研の話になったりしましたが、最終的には企画案に近いマンガになりました。
技量の面で考えると、実はゲンロン版のひら☆マン1期の参加して以来、初めて自力でネーム~ペン入れまで完成できたマンガになります。なので、合同誌企画に参加した当初は完成できるかとても不安でしたが、本当に多くの方に迷惑や苦労をかけながら、何とか完成できました。迷惑をかけてしまった方には本当に申し訳ないと感じています。それでも完成できたことは、本当に嬉しいです。
ネーム段階では、さやわか先生に教わった「物語の骨組み」の話がとてもわかりやすく、なんとかあてはまるように繰り返しキャラや設定を動かしていたら、なんとかネームは完成しました。バディものの主人公とヒロインが変化する話として、「この2人でなければいけない」というように感じられるマンガにしたいと思い、かなり考えたつもりですが、その辺りはあまり上手くいかなかったのではないかと思います。
ネーム提出時のコメントにも書きましたが、なんとなく展開を構造でとらえられるようになり、似たシチュエーションの多くの作品のコマ割りを参考にさせて頂いています。しかし、キャラクターの心情が変化する場面などでは、コマ割りを借りるだけでは上手く表現するのは難しいなとも感じています。
作品の内容と僕自身の経験についてですが、上にも書いた通り、そもそもマンガを完成させたことのない人間がマンガを教えるマンガを描くことは、普通に考えて難しいのではないかなと思います。もちろん経験のないことを描くことは、普通に行われていることだとは思いますが、この作品では経験のない部分を他の方についての知識で埋めるように作ってしまい、そういった部分は最後まで残ってしまいました。作品には僕自身の経験も投影されていますが、本当は実際の経験などからではなく、キャラクターを生き生きと描けるようになりたいと思います。
文字数:1248
ネーム
隣の女子大生にオタ活がばれてマンガを教えることになった件
ネームに関するアピール
最後までかける時間がなく、未完成ですみません。
さやわか先生に教わった物語の骨組みに上手くはまるように何度もやり直したりしていたら、こんな話になりました。
なんとなく展開を構造でとらえられるようになったので、似たシチュエーションのマンガのコマ割りを参考にしました。少しマンガらしくなったと思います。
文字数:147