このクソ世界の脱出法

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ネーム

このクソ世界の脱出法

ネームに関するアピール

漫画の「画面」とは何なのか、実はよく理解してなくて、最初はコマ内に存在する絵のことかなと思ったりしました。
なので今回は、困ったときは「ゴールデンゴールド」を読んで、セリフの位置やタチキリのタイミングを参考にしたりしました。

それと並行して、泉信行・西島大介両氏の記事を読み、キャラクターの顔の向きとかを調整しました。
以上を意識して感じたのは、コマの中に存在する絵の目的は、次のコマにバトンタッチすることなので、
良い画面は、セリフや構図の力で、最後まで「スムーズに」読ませる、と。
なので自然と、画面というのは、一つのコマにおいて決定されるのではなくて、コマ割りも含めたページ全体の構成で決定されるのかな、と思いました。

ただ、引っかかったのは、今回の課題の「魅力的な画面」の「魅力」ということです。
「スムーズに」読ませる画面は、魅力的なのか?
少なくとも自分は、そういう風に思えませんでした。でも、一ページ目からバリバリに独自表現をきかせた漫画というのも、読んでもらいにくい気がします(=どんなに頑張っても、魅力的だと思ってもらえない)。
ちょっと考えたら、その解決法の一つはすでに提示されていて、話の作り方と構造的に同じなのかな、と思いました。
つまり、導入は、読みやすさを念頭に画面を構成するが、少しずつ自分の表現に寄せていく。
なので今回は、画面の「わかりやすさ」から「わかりにくさ」への遷移を、意識してみました。

文字数:603

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