グループ展プランをつくる 1201007 池沢 愛

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ファム・ファタール-私は誘惑していません-展

会場 弥生美術館

開催期間 2020年7月1日(水)〜9月24日(木)

 

 

ファム・ファタール運命の女、魔性の女

いつの時代もファム・ファタールと呼ばれる女性がいます。しかしながら本人は誘惑をしようとしたのでしょうか。意図的であれ偶然であれ、強力な力を持った「ファム・ファタール」達を紹介致します。

1 ルーカス・クラーナハ():

ヴィーナス透き通った布で秘部を隠した裸婦は何処かわからない場所に1人立っている。隠す意味をなさない布が余計にエロティックな刺激を強調する。攻撃的なまでに女性の刺激を放つ。

2 竹久夢二:出帆

竹久夢二は多くの浮世を残した作家だ。その中で愛人で恋仲であった山田順子を自伝小説「出帆」に登場させる。今回の出帆は絵画でも残している。

3 田中良:「痴人の愛」の挿絵

恋人同士の2人きりの楽しいバカンスのはずが、砂浜で彼女の知人の男に声をかけられる。偶然であるかのように思われるが、彼女が男達と過ごしたいが為に画策したものであった。

4 吉田良:高野聖(球体関節人形)

敦賀の宿で聞いた話。今は和尚として大成した宗朝はまだ若い修行僧の頃、山越えの際に道に迷い美女と亭主が暮らすひとつやに宿を取った。妖艶な美女に魅了された宗朝に出入りの老婆から警告され、彼女の恐ろしい姿を知る事になる。数々の男を誘惑しては動物に変えているらしい。一目散に山を駆け下りたという話をした宗朝は、翌朝、雪山に旅立って行った。

5 赤⻄千夏:

既存のジェンダー感に囚われない性を一つのテーマにし、 強いイメージを持つテーマを淡いパステルカラーで優しく織りなす作品を作る赤⻄千夏。ぬいぐるみや少女、ヴィジュアル系メイクをした男性など性とは一見離れた作品を描く特徴がある赤⻄の作品には制服 のシャツから下着を覗かせる少女の絵画がある。

6 :サロメを演じる松井須磨子(写真)

妻子ある島村抱月と女優松井須磨 子は恋仲であった。島村がスペイン風邪により急死後、松井は遺族・ 島村家に全財産を投げ打った。その後悲嘆に暮れた松井は「私やっぱり先生の処へ行く」と書いた遺書を残し、自死をした。

7 :原阿佐緒と石原純「私は石原さんを誘惑はせぬ」

物理学者・石原純は妻子がある身にかかわらず、歌人・原阿佐緒と恋仲であった。原阿佐緒は世界的学者を失墜させた魔性の女と言われた。「私は石原さんを誘惑はせぬ 事の善悪は別として 本当の自分を自分を理解してくれと女優髷のの阿佐緒語る」(東京朝日新聞1921731)

今回は絵画から挿絵、球体関節人形、写真に至る計7点を展示致します。

文字数:1093

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