《立ち現れるものと浮かび上がるもの 〜ルポルタージュ現在〜 》ステイトメント

作品プラン

《立ち現れるものと浮かび上がるもの 〜ルポルタージュ現在〜 》ステイトメント

*140字以内版*
10月10日に企画展を行いました。
参加作家は3人の新芸術校生であり、春期における同課題の提出作品に、各作家が加筆したものが主な展示物となります。
僕はその展示を「ルポルタージュ現在」と名付けました。
そして、16日の今日。
戦後70年にわたる日本美術を、いま一度見直します。

*全文*
戦後混乱期の中で1950年代に生まれたルポルタージュ絵画が、美術史の中で忘れ去られて久しい。個別の事件はアンフォルメル以後の潮流によって陳腐化し、普遍性と巨視的な歴史化が時代を覆った。しかし、2010年代 初めの一つの事件によって全国民が一度大きく認識を揺さぶられた現代においては、この50年の歴史を見直す必要がある。
同展は、1950年代の再演ではない。
現代におけるルポルタージュ絵画。
それは、立ち現れるものと浮かび上がるもの。両極として現れるのであろう。

[PHASE1]
会期:2016年10月10日 12:00-20:00
会場:GALLERY FREAK OUT(中野区新井2-17-10)
参加作家:
Saito Kenji
よひえ・よひえ
じょいとも

[PHASE2]
会期:2016年10月16日 13:00-18:00
会場:ゲンロンカフェ(品川区西五反田1-11-9司ビル6階)
参加作家:

文字数:535

課題提出者一覧